軍事関連のAR/VR活用は様々な局面で進んでいますが、アメリカ海軍がAR/VRを用いているのは戦闘や訓練だけではないようです。米海軍は若い世代に海軍への興味を持ってもらえるよう、本格的なVRコンテンツの体験会を開催しています。
このたび米海軍が“停泊”したのはアリゾナ州にあるサンドラ・デイ・オコナー公立高校。学生を中心とした若年層に海軍への興味を持たせ、さらには入隊をも検討してもらうために、体験会を開いています。
VRコンテンツの内容はアメリカ海軍の特殊部隊「Navy SEALs」の任務を体験するというもの。ボートに乗り込んで、敵勢力のテリトリーから仲間を救出するのが目的です。
体験者はVRヘッドセット・Oculus Riftを装着、VR用振動パック「subPac」を背負いながら、ハンドルとレバーの付いた専用コントローラーでボートを操作します。動画ではジャングルの中の狭い川沿いを進む様子がうかがえます。
アメリカ海軍の電子技術者のマイク・ジョンソン氏は「若者たちに興味をもらってもらうためには、まず彼らと接点を持たなければならないからね」とコメント。この“VR海軍”体験会は今後も複数の高校で実施する予定としています。
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（参考）Fox 10
