10月9日、株式会社360Channelは全日本空輸(ANA)向けのVR映像コンテンツ「ANA Virtual Ride Experience」を制作したと発表しました。座席の販売促進を目的とした取り組みです。イベントで使うVR映像再生アプリケーションの開発も同社が担当しています。
従来、航空会社が機内の設備を紹介する際は、Webサイトやパンフレットが中心です。しかし、平面の媒体では、座席の広さや空間のゆとり、機内の質感までは伝わりにくいという課題がありました。そこで顧客の予約・購入意欲を高める狙いから、機内を没入感のある形で体験できる仕組みが用意されています。
題材となったのはハワイ線のエアバスA380です。360度24Kパノラマ写真を使い、高解像度のバーチャル体験システムとして構築されました。座席に座ったときの視点や目線の高さを再現しているため、座席の間隔や足元の広さ、プライベート感を実寸大に近い感覚でつかめます。
このコンテンツは展示会のANAブースで公開されました。スタッフによる案内や解説と組み合わせることで、来場者が機材シートの魅力を体感できる販促ツールとして機能したと紹介しています。ホノルル線を扱う旅行会社の担当者にはエアバスA380への搭乗経験がない人も多く、VRでの体験は好評だったとのことです。パンフレットよりシートの広さや質感が分かる、機内全体の雰囲気をつかみやすく顧客へ提案しやすい、といった声も寄せられました。
360Channelは今後もANAでの運用を技術面から支えると説明しています。開発したコンテンツと再生アプリケーションは、各種イベントやプロモーションの現場でも扱える仕様です。
参考
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000312.000020337.html


