9月6日、ARスタートアップであるGeenee ARは、マルチプレイヤーARゲーム「NFT All Stars」を発表しました。The Sandbox、Ready Player Meなど10以上のプラットフォームからアバターを自由に選び、複数人で遊べるメタバースARゲームを謳っています。
様々なプラットフォームのアバターで、ゲームを楽しめる
Geenee AR(Geenee)は、米国カリフォルニアを拠点する2015年創業のスタートアップ。WebARコンテンツ作成ツール「Geenee WebAR Builder」を開発、運営しています。2022年4月にはアバター生成プラットフォーム「Ready Player Me」との連携を発表、ARの可能性を模索してきました。
今回Geenee ARが提供する「NFT All Stars」は、ウェブブラウザがあれば誰でもプレイできるゲームです。Nomad Blvd、Nouns、Non-Fungible People、Doodles、CloneX、The Sandbox、Head5、MeSkulls、Ready Player Me Punks、SupDucksのアバターに対応し、プロジェクト単位ではMetamaskも使用できます。
ゲーム参加者は、現実世界の中で自分のARアバターを動かして「ARスター」を集め、リアルタイムでその数を競い合います。各ラウンドの45秒以内に「ARスター」を集めた数に応じて、グローバルリーダーボードに公開される仕組みです。Geenee ARによれば、数千人の同時プレイが可能とのことです。
メタバース統一に向けた動きは今後も加速か
メタバースの構築にあたっては、異なるプラットフォームをまたぎ、ユーザーが同一のアバターなどを使える“相互運用性”の実現が掲げられることもあります。今回のGeenee ARの例はその具体的な取組と言えるでしょう。
今回の発表に際し、Geenee AR社のElena de Sosa氏は「アバターを持つ人々は、実用性を求め、所有するアバターの物語を進展させたいと考えています」とコメントしており、今後の展開にも意欲的です。
(参考)GamesBeat