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VR・ARデバイス向け新技術 「ピントの合う」さらにリアルな体験へ

ライトフィールドディスプレイ技術を手掛けるスイスのCREALは、新たなデモ動画を公開しました。視点を動かすだけで、自由に焦点を変える様子、中心部分の鮮明な見え方が確認できます。

プロトタイプも発表済み

CREALの手掛ける「ライトフィールドディスプレイ」は、現実に極めて近い見え方を実現するとしています。一般的なVR/ARデバイスは、2つの平面画像を用いて立体的な像を作り上げているため、対象との距離に基づいてピントを合わせるのが困難です。他方、ライトフィールドディスプレイ技術では、VR内の対象との距離に合わせて焦点を変更可能。現実世界と同じ見え方を提供します。

同社はCES2021に合わせて、VR/ARヘッドセットのプロトタイプを発表しました。


(CREALが発表したVRヘッドセットのプロトタイプ)

人の眼と同じ自然な焦点変化

CREALが技術開発を行っているのは、人の眼が現実空間で焦点を合わせるメカニズム、輻輳開散運動と調節をVRとARで実現している点です。現行のヘッドセットの多くは、輻輳(両眼で対象を注視しようとする時、眼球が内側に寄ったり、外側に広がったりする運動)を行う角度は対象によって変化する一方で、スクリーン(数センチ先)は固定されているので調節は変化しません。

CREALはこの調節にも対応することで、人が現実世界を見るような、自然な焦点の変化を実現しました。

https://www.youtube.com/watch?v=e9KiXnX6fGo

デモ動画では、運転席に座った状態でハンドル、窓の外にある物体、そしてカーナビゲーション……と異なる距離の対象物に視点を動かした際、それぞれにピントが合う様子が見て取れます。


(焦点がハンドル奥のメーターにある状態(上)とカーナビゲーションにある状態(下))

なおCREALは、視野角の中心30度の部分にのみライトフィールド技術を用いています。この「フォービエイテッド・ライトフィールド」というアプローチにより、人の眼に近い見え方を目指しています。デモ動画からも、視野の中心部分がより鮮明に見えることが確認できます。

今後はVRヘッドセットプロトタイプの軽量化を図り、2022年後半までのアップデートを計画しています。

ピントの合うデバイスを目指して

VRやARで焦点を変化させる技術については、「可変焦点」ディスプレイというアプローチもあります。これはアイトラッキング技術を使い、ユーザーの見る対象物に合わせ、物理的にディスプレイ位置を動かして焦点を変えるというものです。

ライトフィールド、可変焦点に関しては下記の記事でも取り上げています。

フェイスブック、可変焦点技術のLemnis Technologiesを買収か? | Mogura VR

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凸版印刷、ライトフィールド技術活用のVRHMD開発 | Mogura VR

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(参考)Road to VR
Mogura VRはRoad to VRのパートナーメディアです。


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