アイルランドのスタートアップVR Educationは、アメリカのVictoryXRとの提携を発表しました。新型コロナウイルスの影響を鑑み、授業が中断された学生をサポートするための教育系VRコンテンツを提供します。
バーチャル授業などを想定、二企業が提携
今回の提携によって、VictoryXRの教育系コンテンツが「Engage」内で使用可能になり、北米全土の学生たちに対して提供されます。同プラットフォームと教育系コンテンツを組み合わせて活用することで、教師は様々な状況下にある生徒たちに、オンライン授業を行うことができます。
VR Educationは、遠隔トレーニングや教育、バーチャルイベントなどに対応したプラットフォーム「Engage」を手掛ける企業。同プラットフォームは、いわゆる“ソーシャルVR”に近いもので、オックスフォード大学のような教育機関、イギリスの国営放送BBC等に導入された実績を有します。2020年3月に行われたHTCのVRカンファレンス「Vive Ecosystem Conference(VEC)」も、「Engage」を活用して行われました。
他方のVictoryXRは、VR/ARを活用した教育系コンテンツを手掛けています。特に科学分野を専門としており、現時点(2020年4月)で計240種類以上のVR/AR教育コンテンツを制作しています。
(参考)The Irish Times