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業界動向 2020.05.11

Oculus Questに新モデルの噂、“スマートコンタクトレンズ”企業が資金調達…… ー 週間振り返りVR/AR/MRニュース

「週間振り返りVR/AR/MRニュース」では、Mogura VR News / MoguLiveで掲載したニュースの中から見逃せない注目記事をピックアップ。読者の皆さんに、VR/AR/MRの最新情報をギュッと縮めてお届けします。

目次

1.Oculus Questの新モデルが2020年末に登場か 海外メディアが報道(05.06)
2.目に入れるだけでOK、“スマートコンタクトレンズ”企業が5,100万ドル調達(05.01)
3.SIE研究者が“指トラッキング”コントローラーを発表、PSVR2と関連か?(05.05)
4.ソニー、VR向け“顔トラッキング”の特許が承認。PSVR2関連か(05.07)
5.カバーが約7億円を資金調達 「ホロライブ」サポート強化へ(05.07)

Oculus Questの新モデルが2020年末に登場か 海外メディアが報道(05.06)

米メディアBloombergは、Oculus Questの新型モデルが2020年末頃に発売される可能性がある、と報じました。「現モデルから10-15%小型軽量化しており、リフレッシュレート72Hzから90Hz、120Hzに向上。新モデルのハンドコントローラーが付属する」としています。

米メディアRoad to VRはディスプレイについてリフレッシュレート90Hzなら既存のまま、120Hzなら新型に交換、チップセットもよりハイスペックになると推測しています。

【Topics】
・IPD(瞳孔間距離)も調整やPC接続の機能「Oculus Link」も搭載
・新型ハンドコントローラー詳細は不明。使用中バッテリーカバー外れる問題を解消か?
・Oculus Questは最大90Hzのリフレッシュレート対応も2020年5月段階で実装なし

フェイスブックのOculus Questに関する記事はこちらをご覧ください。

目に入れるだけでOK、“スマートコンタクトレンズ”企業が5,100万ドル調達(05.01)


「目に見えないコンピューティング」を掲げる米Mojo Visionは、シリーズBラウンドで5,100万ドル(約54.6億円)の資金を調達し、製品化に取り組みます。同社はコンタクトレンズのように目に装着し、視界に情報を表示させるスマートコンタクトレンズ「Mojo Lens」を開発しており、累計調達額は1億5,900万ドル(約170億円)に達しています。

【Topics】
・2020年1月にスマートコンタクトレンズ「Mojo Lens」開発中と発表
・資金調達にはKDDI Open Innovation Fund等、複数のファンドやVCが参加
・視覚障がいの方、エンタープライズ、徐々に一般消費者が対象に

米スタートアップMojo Visionの記事はこちらで紹介しています。

SIE研究者が“指トラッキング”コントローラーを発表、PSVR2と関連か?(05.05)

ソニー・インタラクティブエンタテインメントの研究者は、手の大きさや5本指の動きを62個の電極でトラッキングするハンドコントローラーのプロトタイプを公開しました。
プロトタイプの製品化は不明(2020年5月現在)ですが、「PSVR2」の専用ハンドコントローラーに採用と考えられています。

【Topics】
・米Road to VRは細部情報の認識精度やつまむ動き等トラッキングのズレが課題と指摘
・コントローラーは、機械学習と静電容量式近接センサでトラッキングを行う
・米Road to VRは「VALVE INDEXのコントローラーに近いシステム」と解説

PSVR2に関連する記事はこちらにまとめています。

ソニー、VR向け“顔トラッキング”の特許が承認。PSVR2関連か(05.07)

ソニー・インタラクティブエンタテインメントが米国特許商標庁に申請していたVR向けフェイストラッキングに関する特許が承認されました。

VRデバイスの内部カメラで、ユーザーの顔の動きをリアルタイムに認識、カメラで認識不能でも別のセンサーでユーザーの顔を推定、鼻の位置を判断します。同特許は次世代VRヘッドセット「PSVR2」に搭載されるものとみられています。

【Topics】
・特許名称「VR環境内のVRユーザーのための、トラッキングされたフェイス要素の統合
・マルチプレイヤー形式のVRゲームなどで、アバターの表情等に反映
・実用化は不明(2020年5月現在)

カバーが約7億円を資金調達 「ホロライブ」サポート強化へ(05.07)

VTuber事務所ホロライブプロダクション運営のカバー株式会社は、約7億円の資金調達を実施しました。同社は累計で約10億円の資金を調達しており、今回の調達で人材のサポート、注力してきた中国圏に加え、英語圏でのVTuber展開、XR領域のサービス開発による事業拡大を目指します。

【Topics】
・所属VTuberの番組出演や音楽制作のサポート人材の採用・社内連携を改善
・VTuber配信システムをユーザー参加型バーチャルライブシステムへアップデートも


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