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Meta Quest 2020.04.23

【Oculus Quest】発売から約1年……数字で見るゲーム・アプリ動向

VRヘッドセット「Oculus Quest」の発売から、1年が経過しようとしています。当初はコンテンツ不足なども危惧されていましたが、今では累計170種類のVRゲームやアプリがQuest向けにリリースされており、その懸念も払拭されたと言ってよいでしょう。

今回、米メディアUploadVRは、Oculus Storeで配信されているQuest向けコンテンツについて調査。総コンテンツ数や有料/無料の比率、またクロスバイ(※)に対応しているコンテンツ数などを明らかにしています。

(※クロスバイ:ソフトを1つ購入すれば、同ソフトの他機種版が無料でプレイ可能となる仕組み。)

配信コンテンツ内訳


(青がゲーム、赤がアプリ、黄色がデモ)

現時点(2020年4月)のOculus Storeでは、Quest向けとして113のVRゲームと50のアプリ、そして7つのデモを含む合計170種類のコンテンツが配信されています。この集計には、「Oculus Browser」や「Oculus TV」などの“公式アプリ”も含まれます。

UploadVRによれば、「区分が難しいタイトルは、教育目的などがゲーム性などに勝る場合“アプリ”としてカウントしている」とのこと。

コンテンツ価格


(紫が有料コンテンツ。緑が無料コンテンツ)

配信中のQuest向けコンテンツのうち、114種類が有料、49種類が無料で配信されています。

ゲームの種類


(青:移植。赤:同時リリース。黄色:Quest先行。緑:他機種先行。橙:Quest独占。水色:Quest版に追加要素あり)

113のVRゲームのうち、67タイトルは、他機種版からの移植作品です。29タイトルは、他機種とQuest向けの配信が同時に開始。7タイトルは、Quest版の配信が、他機種よりも先行して行われました。他機種版が先行して発売され、Questに後日対応した作品も、6タイトル存在します。

現時点では「Bogo」と「Time Stall」の2作品は、Quest独占タイトルです。「Radial-G: Proteus」「Death Horizon: Reloaded」は、Quest版配信の際、追加コンテンツ実装やグラフィックの改善などが行われています。

クロスバイ対応


(紫がクロスバイ対応作品。オレンジが非対応作品)

Oculus RiftとQuestの両機種で販売されているVRゲームのうち、82作品がクロスバイに対応し、32作品が非対応となっています。

クロスバイ対応ゲームの詳細


(青:移植。赤:同時リリース。黄色:Quest先行配信。緑:他機種先行配信)

クロスバイ対応VRゲームで確認できる範囲では(74作品)、40作品が他機種からの移植、24作品が同時配信された作品です。Quest版が先行配信されたのは7作品、他機種版が先に発売されたのは3作品です。

クロスバイ非対応ゲームの詳細


(青:移植。緑:他機種先行配信。水色:Quest版に追加要素あり。赤:同時リリース。橙:Quest独占)

クロスバイ非対応VRゲーム(計26作品)のうち、18作品は他機種版からの移植作品で、3作品は、他機種版が先行発売されています。同時リリースされた作品にも2つ、クロスバイ非対応のゲームが存在します。Quest版に独自の追加要素がある「Radial-G: Proteus」「Death Horizon: Reloaded」は、どちらもクロスバイに対応していません。

(参考)UploadVR


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