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業界動向 2020.12.21

ドイツテレコムがVRプラットフォームのテストを開始、ライトフィールドディスプレイ開発企業が約7.6億円調達 ー 週間振り返りVR/AR/MRニュース

「週間振り返りVR/AR/MRニュース」では、Mogura VR News / MoguLiveで掲載したニュースの中から見逃せない注目記事をピックアップ。読者の皆さんに、VR/AR/MRの最新情報をギュッと縮めてお届けします。

目次

1.独通信事業者がVRプラットフォームのベータテスト開始、400名が参加(12.11)
2. ライトフィールドディスプレイ開発企業が約7.6億円調達、人材強化や小型化に注力(12.11)
3.特別支援学級でVR授業、千葉の小学校で実証実験(12.16)
4.ペプシの新ボトルはVRを使って制作されていた。コロナ禍でのデザイン手法(12.16)
5.AR×スポーツ観戦の実証実験進む、楽天モバイルもサッカー試合で実施(12.17)

独通信事業者がVRプラットフォームのベータテスト開始、400名が参加(12.11)

ドイツの電気通信事業者のドイツ・テレコムは、XRSPACE社が手掛けるソーシャルVRプラットフォーム「Manova World」のベータテストを開始しました。最大400人がテストに参加し、機能を検証します。

XRSPACEはHTCの前CEO、Peter Chou氏が設立したスタートアップ。「Manova World」の他に、手で操作できる5G対応一体型ヘッドセット「Mova」の開発も行っています。

ライトフィールドディスプレイ開発企業が約7.6億円調達、人材強化や小型化に注力(12.11)

ライトフィールドディスプレイ開発のCREAL社は、2020年11月、シリーズA+で650万スイスフラン(約720万ドル/約7億6,000万円)の資金を調達しました。同社の累計調達額は約1,550万ドル(約16億円)に達し、今回の資金で雇用やライトフィールドディスプレイの小型化を推し進める予定。同社は「次世代ARグラスのための、完全な技術パッケージ」を作り上げるとコメントしています。

特別支援学級でVR授業、千葉の小学校で実証実験(12.16)

千葉・市川市立新浜小学校は、特別支援学級の3年生以上の生徒16名に、ジョリーグッドのソーシャルスキルトレーニングVR「emou」を使ったVR授業の実証実験を行いました。

生徒をコミュニケーション能力で2つのグループ(高群・低群)にわけ、「対象を注視する継続時間」を計測。結果はVR体験の前後で、高群75%、低群37%の生徒に数値の改善が見られました。

ペプシの新ボトルはVRを使って制作されていた。コロナ禍でのデザイン手法(12.16)

食品・飲料大手ペプシコは、約30年ぶりに2ℓボトルのデザインを刷新。製品テストやバーチャルルーム内でのスケッチ作業にVRを活用しています。リモートワークの広がりに伴い、自宅作業が続く中、VRヘッドセットを使ったデザイン制作など、商品開発の新たな取り組みに期待がもたれています。

AR×スポーツ観戦の実証実験進む、楽天モバイルもサッカー試合で実施(12.17)

楽天モバイルと楽天ヴィッセルは、2020年11月ノエビアスタジアム神戸にて、5GとARを活用したスポーツ観戦の実証実験を行いました。サッカーを観戦中に、観客が専用アプリ入りのスマホをかざすと、選手の基本情報、オフサイドラインの位置を確認でき、観客参加型のゲームも体験できます。

現在、通信キャリアによるARを用いたスポーツ観戦サービスを開発する動きは進み、楽天モバイルの他、KDDIやソフトバンクらも参入しています。

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