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業界動向 2019.04.22

NTTドコモが広視野角VRゴーグル発表、かつてのノートルダム大聖堂をVRで ー 週間振り返りVR/AR/MRニュース

「週間振り返りVR/AR/MRニュース」では、Mogura VR News / MoguLiveで掲載したニュースの中から見逃せない注目記事をピックアップ。読者の皆さんに、VR/AR/MRの最新情報をギュッと縮めてお届けします。

目次

1.NTTドコモ、スマホ向けの広視野角VRゴーグルを開発 「軽量かつ安価に製造可能」(04.17)
2. ノートルダム大聖堂、火災前の様子をVRで振り返る(04.16)
3.米VRスタートアップJauntの前CTO、アップルへ移籍 AR注力への一環か(04.12)
4.ソニー、eスポーツのVR観戦で特許 ゲームに入り込むモードも(04.15)
5.【講演レポ】バンダイナムコアミューズメント「VR ZONE」チームが振り返る、施設型VRの3年間(04.16)

NTTドコモ、スマホ向けの広視野角VRゴーグルを開発 「軽量かつ安価に製造可能」(04.17)

株式会社NTTドコモは、スマホ装着型の「超広視野角VRゴーグル」を開発・発表しました。人の視野特性を活かした特殊な形状のレンズ(※特許出願中)を備えており、これにより視野角を拡張しています。VRゴーグルはアクリル樹脂のレンズと筐体で構成され、「軽量かつ安価に製造が可能」としています。


【Topics】
・スマホ装着VRゴーグルの「視野角の狭さと画質」の課題を解決
・中心視野用の凸レンズ+高倍率の特殊構造レンズを配置
・エンタメ向けサービスとライセンス提供も検討

ノートルダム大聖堂、火災前の様子をVRで振り返る(04.16)


2019年4月16日未明、ユネスコ世界遺産に登録のノートルダム大聖堂にて、大規模な火災が発生、尖塔が崩れ落ちました。残されたVR向け映像では、火災前のノートルダム大聖堂の様子をリアルに体感することができます。

【Topics】
・大聖堂に訪れる観光客数は年間約1,300万人
・360度ステレオ撮影のVR向けドキュメンタリー映像
・米CNNは祭壇など内部映像も

米VRスタートアップJauntの前CTO、アップルへ移籍 AR注力への一環か(04.12)

米国のVRスタートアップ
Jaunt創設者であり、前CTOのArthur van Hoff氏は、アップルのシニア・アーキテクトに着任したことを明らかにしています。

VRコンテンツ制作やプラットフォームを手掛けるJauntは、360度動画を楽しめるVRアプリ「Jaunt」や、プロ仕様の高性能360度カメラ「Jaunt ONE」など、実写中心の製品およびコンテンツを発表・提供。近年はAR等への集中を打ち出していました。

たびたびARデバイスの開発が噂されるアップル。同社のARデバイスは2019年中に量産開始とする報道もあり、Arthur van Hoff氏の採用はAR注力の一環と推測されます。

【Topics】
・Jaunt前CTOが移籍、自身のLinkedinで明らかに
・Arthur van Hoff氏は2018年までCTOを務め、2016年CEOの職にも
・アップルは過去数年間で多数のJaunt出身エンジニアを採用

アップルのAR関連記事はこちらから。

ソニー、eスポーツのVR観戦で特許 ゲームに入り込むモードも(04.15)

株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)が米国特許商標庁に出願した
特許、「現実で開催されているライブイベントにおける、インタラクティブなゲーム世界への観客の視点」が公開されました(特許はこちらから確認可能)。

特許内容によれば、本システムは観客の視点とゲーム内の視点を切り替える「ハイブリッドモード」などを搭載。VR内でeスポーツ観戦や、ゲームの世界に入り込んだ視点を体験できるシステムとなっているようです。

【Topics】
・会場座席にカメラとマイクが埋め込まれ、ライブ中継を配信
・“PlayStation Plus League”の単語が記される
・独自のeスポーツ関連サービスを検討か

VRにおけるeスポーツ、ライブ中継に関する記事はこちらから。

【講演レポ】バンダイナムコアミューズメント「VR ZONE」チームが振り返る、施設型VRの3年間(04.16)



2019年3月大阪にて、VRの学術国際カンファレンスIEEE VR 2019が開催されました。本カンファレンスの基調講演として、VR体験施設「VR ZONE」を展開・運営する株式会社バンダイナムコアミューズメントの小山順一朗氏と田宮幸春氏が登壇。「日本のロケーションベースVR」および「エンターテインメントとしてのVRの未来」について語りました。

【Topics】
・VR技術を持つ企業×場を持つ企業のマッチングが施設型VRの発展要因に
・3年間で来店した客層の変化、現状最大の課題は?
・「一回の鮮烈な体験」から「繰り返し簡単に遊べる」へシフト
・「いずれ『VR』というだけでは人は来なくなる」、では未来のVR体験施設とは?


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