日本時間2019年4月16日未明、パリ中心部にある観光名所のノートルダム大聖堂で大規模な火災が発生。大きな火柱や白煙が立ち上り、象徴的だった大聖堂の尖塔も崩れ落ちました。
ノートルダム大聖堂は12世紀に建設が始まったゴシック様式の建築物として知られています。年間訪れる観光客の数は約1,300万人ともされ、ユネスコの世界遺産にも登録されています。
二度と戻らない場所をVRで
すでに崩れて落ちてしまった火災前のノートルダム大聖堂は、復元の努力をもってしても完全に同じ状態に戻ることはありません。
しかし世界では、火災前のノートルダム大聖堂をVR向けに保存している映像が残っています。VRでは、崩れ落ちる前の大聖堂の様子を、まるでその場所にいるかのように体験することができます。
2019年2月に公開された「Who is the man behind Notre-Dame ?」は、ノートルダム大聖堂の内部と人々の様子を360度ステレオ撮影でおさめた8分にわたるVR向けのドキュメンタリー映像です。制作を手がけたのは、VR映像制作会社のTargoです。
360度映像はこちら。
アメリカの放送局CNNは、2015年にノートルダム大聖堂の中心部を内部から撮影しています。祭壇などを確認することができます。
360度映像はこちら。(VRで体験したい場合、スマートフォンでアクセスすると、VRゴーグルを使ってVR体験が可能です)
(参考)CNN、日本経済新聞