10月の第4週は、中国のヘッドセットメーカーPimax Technologyが開発したVRヘッドセット「Pimax 8K」のプレオーダーが開始しました。8K解像度を誇るこのヘッドセットは、昨年のクラウドファンディングでおよそ5億円を集めるなど話題となりました。
その他には従来のVRヘッドセットの4分の1という非常に軽いVRヘッドセットが発表されたほか、Oculus共同創業者のひとりがFacebookを去るなど動きが見られました。
本記事では、先週Mogura VRで掲載したニュースから注目記事をピックアップ。VR/AR/MRの「いま」を、皆さんにギュッと縮めてお届けします。
8KのVRヘッドセットPimax予約開始 HMD単体で10万円
両目8Kの高解像度を誇るPimax社のVRヘッドセット「Pimax 8K」のプレオーダーが開始されました。5K、5Kビジネス版と合わせて3モデルが同時にリリースされ、Pimax 8Kの価格はヘッドセット単体で900ドル（約10万円）です。
予約は開始したものの、10月25日現在正式な出荷開始日は未公表です。製品出荷に際しては、Kickstarterでの出資者が優先とされています。
重さは4分の1の小型VRヘッドセット実現、秘訣はマイクロディスプレイ
VRヘッドセットに求められる条件の1つが、長時間の使用に耐える小型・軽量化です。ヨーロッパの研究開発機関Fraunhofer（フラウンホーファー）は、高解像度のマイクロディスプレイを使用し、現行品の4分の1という軽量化を実現したPC向けVRヘッドセットのプロトタイプを公開しました。
視野角は水平方向がOculus RiftやHTC Viveと同等の約100度、垂直方向が約75度と公表されています。特筆すべきはそのサイズで、Oculus RiftやHTC Viveよりも25％程度小型になっています。さらに重量については、標準的なVRヘッドセット（約500g）の4分の1だということです。
Oculus共同創業者がまた一人Facebookを去る
パルマー・ラッキー氏とともにOculus社を設立した共同創業者のブレンダン・アイリブ氏が、Facebookを去ることを明らかにしました。
アイリブ氏はOculusでの仕事やCEOのマーク・ザッカーバーグ氏に感謝の言葉を述べており、円満な退職であることをうかがわせています。
キズナアイ、ヒカキンと“親分コラボ”
VTuber（バーチャルユーチューバー）のトップランナーであるキズナアイさんが、トップクラスの人気YouTuberとして知られるヒカキン（HIKAKIN）さんとのコラボ動画を投稿しました。
本動画はキズナアイのYouTubeチャンネル「A.I.Channel」登録者数200万人突破の記念という位置づけとなるようです。
