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テック 2019.10.03

どこを見ているか分析 VR/ARユーザーの視線を3Dヒートマップ化

英国のVR・AR開発企業Cooperative Innovationsは9月24日、最新の開発ツール「VoluMetrics」 を発表しました。このツールは、VRやARを体験中のユーザーが何を見ているかのヒートマップを作成することができるもの。ユーザーの理解を深め、よりエンゲージメントを高めるとしています。

平面だけでなく奥行きの視点もマッピング可能に

VoluMetricsは、VR・ARヘッドセットを使用しているユーザーが画面のどこを見ているかを追跡できるヒートマッピングツールです。従来の2Dヒートマッピングでは視点の距離を区別できませんでしたが、VoluMetricsは、ユーザーが3D空間内で見ているものをより正確に把握できます。

同ツールを使用することで、開発者はVR・ARアプリ内でのユーザー行動データから「ユーザーの視点が適切な場所に向けられているか」「仮想空間内で隠れていて見逃されている場所はないか」などを確認することができます。

対応機器・ツールは順次拡大予定

VoluMetricsは現在、Unreal Engine 4のプラグインとして利用可能で、VIVE Pro EyeやMagic LeapなどのVRヘッドセットでの視線トラッキングもサポートします。同社では今後、さらにサポート範囲を広げていくとのことです。

(参考)UploadVR

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