VRトレーニングを手がける米国のスタートアップTransfr VRは、シリーズBラウンドで3,500万ドル(約47.3億円)の資金調達を行いました。様々な地域・産業へ展開を進める予定です。
創業以来順調に成長
Transfr VRは2017年創業。自動車製造や建設現場といった、実作業を通じて業務を学ぶ、いわゆる「OJT」分野のVRトレーニングを提供しています。2020年11月にも1,200万ドルを調達し、順調に事業を進めています。
VRトレーニングは実際の現場にいるような訓練体験が特徴で、コントローラーを使って実際に手を動かしたり、バーチャルな「コーチ」から助言を得ることもできます。
教室からキャリアへの道を提供
現在Transfr VRのVRトレーニングを採用する企業や団体は300近くあり、大学や職業訓練学校、マツダ・トヨタ・マニュファクチャリング・U.S.A.のような大企業まで多岐にわたるということです。
創業者でありCEOのBharani Rajakumar氏は、「雇用者は埋もれている才能を見つけようとしています。しかし高いポテンシャルを持つ労働者はしばしば、ニーズが強く高収入のキャリアを手にするための道筋が分かっていません」と説明します。「VRによって大規模なOJTが実現し、地域やコミュニティ、企業の経済的な成長に対応可能になります。我々は共に、教室からキャリアへの道筋を提供し、労働者や学習者が新しいスキル、そしてより良い職を手に付けることを支援します」と説明しました。
国内外で提供、活用進むXRトレーニング
XRを用いたトレーニングの提供、活用事例はこちらでも紹介しています。
(参考)PRNewswire