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投資 2021.01.05

3Dデータ活用を手軽に、ドイツのスタートアップが180万ユーロ調達

ドイツのスタートアップThreedyは、シードラウンドで180万ユーロ(約2.2億円)の資金調達を行いました。同社は、主力サービスである3Dデータプラットフォーム「instant3Dhub」の商用化を進めます。なお今回の出資には、ドイツの官民ベンチャーキャピタルやフラウンホーファー研究機構が参加しました。

欧州最大の応用研究機構からスピンオフ

Threedyは、ドイツに本部を持つフラウンホーファー研究機構のコンピューターグラフィックス研究所からスピンオフした企業です。同社は3Dデータを扱うプラットフォーム「instant3Dhub」を開発、顧客の持つ3Dデータをあらゆるアプリケーションやデバイスに対応させることを目標としています。

企業保有のデータを具体的なアプリケーションに落とし込むためには、複雑な工程が必要です。「instant3Dhub」ではこの工程を簡略化し、データの可視化やVRやARといったアプリケーションでのデータ活用を促進します。同社はユーザーとして、自動車メーカー、航空宇宙産業、エネルギー業界、そしてBIM(Building Information Modeling)データを扱う分野を想定しています。

建築用途などでの3Dデータ可視化に注目

ARやVRを利用した3Dデータの可視化には、これまでにも多くのツールが登場しており、Mogura VRでも下記のような事例を紹介しています。

(参考)FINSMES, Threedy


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