ロンドンを拠点とするスタートアップのTeoohは、累計で400万ユーロ(約4.8億円)となる資金調達に成功しました。バーチャルコミュニケーションツールを拡大し、ビジネスからプライベートまで、人々の集いを支援します。
開催イベントは2ヶ月で4,000件
Teeohが手掛けるのは、アバターを用いてバーチャル空間でコミュニケーションを取るプラットフォームです。既存のオンラインミーティングとは異なる、人と人との繋がりを実感できる仕組みを打ち出しています。
同社は特に、リモート会議、個人間の集まり、そしてバーチャルイベントという3つのジャンルに注力しています。2020年4月にベータ版をリリースし、すでに4,000以上のイベントや会議、プライベートな集まりに使われたということです。
このプラットフォームの特長は、VRヘッドセットを使わず、シンプルな操作でスマートフォンからバーチャルイベントを企画できる点です。アプリまたは公式ウェブサイトから”Create Your Event”をクリック。アバターを作成し、参加者にイベントのリンクを共有すれば完了します。
なお2020年6月30日現在、スマートフォンアプリはiOSのみ対応となっています。
コロナで注目の遠隔コミュニケーション
新型コロナウィルスの流行で直接のコミュニケーションが困難な中、2020年4月から5月にかけてイベント数は107%の増加。現在も右肩上がりの拡大が続いています。
Teeohは今後数週間のうちに、セッションや少人数での打ち合わせ、スクリーン共有など、様々な規模のイベントに対応予定です。引き続き「他者と繋がり、コミュニティーを作る」べく、ビジネス用途、個人利用共に人々の集まりをサポートするとしています。
新型コロナウィルス以降、多くの企業がリモートワークやコミュニケーション、イベントのプラットフォームを拡充しています。
(参考)EU-Startups