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統計・データ 2020.12.04

Oculus系VRヘッドセットのシェアが過半数突破――Steam月間ハードウェア調査

2020年11月版のSteamハードウェア利用状況調査が公開されました。調査によればOculus Quest(オキュラス クエスト)のシェア率が約5.5%増加しており、Oculus RiftとOculus Rift S、Oculus Questを合計したシェア率は約53%と、過半数に達しています。

Oculus Questの比率が急増、INDEXを抜きHTC VIVEに迫る

Oculus Questのシェア増加は、2020年10月13日の「Oculus Quest 2」発売が大きく影響していると思われます。11月のQuestのシェア率は、VALVE INDEX(バルブ・インデックス)を超えました。米メディアUploadVRは「両デバイスの価格差(INDEXはフルセットで税抜125,800円)を鑑みれば、驚くことではない」としています。

UploadVRは「Questが増えた一方、“その他”カテゴリーに大きな変動は見受けられない。このことから、現時点では、Steamは初代QuestとQuest 2を同じデバイスとしてカウントしていると思われる」とのこと。なお、2020年11月中旬に海外では出荷開始の「HP Reverb G2」は、 今回の調査ではカウントされていないようです(日本国内販売は2021年1月発売予定)。

また、VRヘッドセットを使用するSteamユーザーの割合は、1.91%(10月は1.76%)に増加しました。

ハードウェア利用状況調査について

Steamによる月例のハードウェア利用状況調査は、ユーザーへの調査に基づく、ゲームを遊んでいるPCのグラフィックボードなどのハードウェア、またOSなどのソフトウェアに関する統計です。

本調査は、調査月にPCに”接続された”デバイスを示すもの。機器が実際に利用されているのか、またいつ購入したものかは不明です。さらに調査はSteamでの利用に限るもので、任意参加となっています。他プラットフォームの公式ストアにおける利用数は含まれていないため、市場全体のシェア率を直接推定するには不十分なことに注意が必要です。

(参考)UploadVR


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