ブロックチェーン技術を活用したサンドボックスゲーム「SpaceY 2025」を手がけるSpaceY 2025は2021年8月17日、個人投資家の主導で465万ドル(約5億1,000万円)の資金調達を実施したことを発表しました。調達した資金は同ゲームの開発資金に充てられるとのことです。
火星を舞台にしたサンドボックスタワーディフェンス「SpaceY 2025」
「SpaceY 2025」は火星を舞台にしたサンドボックスタワーディフェンスゲーム。プレイヤーはNFT(Non-Fungible Token、非代替性トークン)で紐づけられた土地や建物を購入し、領土の拡大や強化、防衛をすることができます。また、所有する土地やアイテムは売買することも可能です。
同ゲームは現在、早期アクセス版がローンチされています。正式版は2021年11月予定で、2022年にはSteam版およびモバイル版のリリースも予定しているとのことです。
今回の資金調達にあたり、SpaceY 2025の創業者兼CEOであるRobin Duan氏は次のように述べています。
「メタバースは従来のインターネットアーキテクチャ(TCP/IP)では成立しませんが、ERC-721とERC-1155のプロトコル(※ともにブロックチェーン技術に関する規格、編集部注)により、バーチャル世界での所有権が明確になります。『レディ・プレイヤー1』のオアシスや、『サイバーパンク2077』のサイバースペースが現実のものとなりつつあります」。
AR/VR分野でもブロックチェーン・NFTの利用が進む
NFTを含む、ブロックチェーン技術を利用したAR/VR分野のサービスや取り組み事例は他にも複数見られます。ファンドによる投資も行われるなど、この分野には引き続き注目が集まりそうです。
(参考)Cointelegraph