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企業動向 2022.07.28

Metaのメタバース部門、2022年2Qの売上は前年同期比48%増 Quest 2が継続して伸長

日本時間2022年7月28日、Metaは2022年度第2四半期の業績を発表しました。全社としての第2四半期の売上は288億2,200万ドル(約3兆5,814億円)、利益は35億5,800万ドル(約4,838億円)でした。メタバース構築に取り組むReality Labs部門では、4億5,200万ドル(約614億円)の売上、28億600万ドル(約3,816億円)の損失でした。

全社的には前年同期比で広告売上が減少して増収減益となった一方、Reality Labs部門はVRヘッドセットMeta Quest 2が好調で売上が前年同期比で48%の増加となりました。損失は前年同期比15%の増加となり、メタバース構築に舵を切った2021年中盤以降の投資強化が継続していることを示しています。

MetaのCEO、マーク・ザッカーバーグ氏は直近数回の業績発表の場でメタバースに関するビジョンと直近の戦略を発表してきましたが、今回は既報を繰り返す控えめな内容となりました。

・ソーシャルVRプラットフォーム「Horizon」Web版の年内公開
・アバターストアとデジタルファッションストアの公開
・新型VRヘッドセット「Project Cambria」の年内発売

Quest 2の値上げには言及なし

また、前日となる日本時間2022年7月27日に発表されたVRヘッドセット「Quest 2」の値上げについての言及はありませんでした。Quest 2は「製品を製造・出荷するコスト」の上昇を理由に、2022年8月1日より100ドルの値上げとなります。日本では円安の影響も重なり、20,000円超、割合にして5割以上の値上げとなります。

この値上げが発売以降、好調を続けてきたQuest 2の売上にどの程度影響するのか次回2022年第3四半期の業績の結果で明らかとなります。

(参考)Meta IR


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