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業界動向 2023.03.21

Google、スマートグラス「Glass Enterprise Edition」の販売を終了。ARグラスの開発は継続か

3月15日、グーグルはスマートグラス「Glass Enterprise Edition」の販売終了を明らかにしました。サポートは2023年9月15日まで継続するとのこと。一方で同社は、AR機能付きのメガネ型デバイス開発を続ける姿勢を見せています。

「Google Glass」の法人向けエディション

「Glass Enterprise Edition」シリーズは、グーグルが最初に取り組んだスマートグラス「Google Glass」の後継製品です。主に法人利用を見込んでおり、2017年には「Glass Enterprise Edition」、2019年には「Glass Enterprise Edition 2」が発表されています。

多言語翻訳可能なARグラス開発を強化か

今回の販売終了は、グーグルのARグラス開発撤退を示唆するものではありません。同社は2022年5月の開発者向けイベント「Google I/O 2022」で、リアルタイムで多言語翻訳を行うスマートグラスのコンセプト映像を公開するなど、現在も開発を進行している模様です。

この製品の詳細スペックや発売時期については明らかにしていませんが、同社はARやグラス型デバイス領域への投資・技術開発を継続。2022年8月にはアメリカ、続く11月にはカナダでの公共スペースで、スマートグラスのプロトタイプテストを開始しています。

なお「Glass Enterprise Edition」のサポートは、2023年9月15日まで継続するとのことです。

(参考)GoogleCNBC


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