米国のテック系メディアThe Vergeは10月1日(米国時間)、Facebookで7月に行われた社員総会でのマーク・ザッカーバーグによる質疑応答の一部を公開しました。その中でザッカーバーグは、脳直結型インターフェイスや、それをFacebookのVR・AR製品にどう取り込むかについて彼自身の考えを語っています。
「Facebookは脳外科手術をしたがっている」なんて言われたくない
イーロン・マスクのスタートアップ企業「Neuralink」を引き合いに出した従業員の質問に対し、ザッカーバーグは以下のように答えています。
私たちは体に直接つなぐタイプではないインターフェイスの開発に力を入れていますよ(笑)。私たちはARやVRを今後5年から10年で大きなものにしようとしています。「Facebookは脳外科手術をしたがっている」なんて言われるのを公聴会で見たくありませんしね。
イーロン・マスクのNeuralinkは脳直結型インターフェースのようで、外科手術やインプラント処置が必要なのに対し、ザッカーバーグはそうではない方法に焦点を当てていることを明らかにしました。
指トラッキング開発企業の買収も計画中
Facebookは現在、腕の電気信号を使った指トラッキングを開発するスタートアップ企業「CTRL Labs」の買収を進めています。
先日発表されたOculus Quest向けのハンドトラッキング機能よりも進化したVR用入力システムが生まれる可能性があります。
https://www.moguravr.com/hand-tracking-7-minutes/
(参考)UploadVR
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