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投資 2021.05.26

米ARスタートアップ、コントローラー企業と「リング型」デバイス目指す

続々と各社から開発情報が聞かれるARデバイス。グラス部分と並び興味深いのが、アプリケーションを操作するコントローラー機能です。米国のARKHは、指で挟んで使うARコントローラーのLitho社とジョイントベンチャーを設立。ARを操作する”Ring(指輪)”型デバイスリリースを目指します。

世界初の一般向け空間コンピューティング

ARKHは2019年創業の、米国・テキサス州を拠点とするスタートアップです。同社が手掛けるのは、デスクトップハブ、ウェアラブルデバイス(ARKHリング)、アプリからなるARプラットフォーム。世界初のコンシューマー向け空間コンピューティングスタートアップを自称し、誰もが制作や体験の共有、マネタイズを行えるARプラットフォームを目指しています。
2021年2月には、シードラウンドで370万ドル(約4億円)の資金調達を行いました。

一方Litho社は、ARデバイス向けハンドコントローラー「Litho」を開発しています。ジェスチャーコントロールや、コントローラー裏面のタッチパネルを使った入力が可能です。

ARKHの描くプラットフォームでは、ユーザーはAR対応のスマートフォンを現実にかざして、アプリケーションを利用。指にはめたデバイスを使い、画面の切替といった操作を行うようです。

今後も2社は独立して経営しますが、ARKHリングの開発で協業し、2022年初旬までのリリースを目指すとしています。

リストバンドから脳活動まで

各社が提案するARの操作方法については、こちらの記事でも紹介しています。

(参考)ForbesARKH

(2021/05/26/17:10……当初は「ARKHがLithoを買収した」としていましたが、内容に誤りがありました。当該箇所を修正しています)


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