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業界動向 2019.10.18

アップルが“指輪型デバイス”で特許、VR/MR操作や触覚フィードバックも

アップルの「指先に装着するデバイス」特許が、米国特許商標庁から公開されました。これは2018年9月に出願されたもの。センサーを搭載し、VRやMRを含む対象の操作を行えるほか、触覚フィードバックを実現する可能性についても記載されています。

指デバイスに関する特許

特許の正式名称は「指の電子デバイス向けセンサー(Sensors for Electronic Finger Devices)」。センサーが指の力から腕の動きを検出し、その運動を測定するとのこと。超音波センサーも備えており、指を通過した超音波信号をとらえます。超音波センサーは、指と外部の対象物の距離を測ったりすることも可能です。

デバイスの形状はU字型でユーザーの指先にかぶせる仕様。指先の皮膚部分はデバイスで覆わないようになっています。

VR/MRデバイスの操作、触覚機能も

特許から読み取れる範囲では、アップルはPCのマウスやスマートフォンのタッチパネル等と同じ役割を果たす、新たなデバイスを目指すようです。特許本文には「ユーザーは指デバイスを、VRやMRデバイスの操作に用いることも可能」という内容も記載されています。

さらに触覚デバイスとしての機能についても「バーチャルな物体に触れる際、実際の物に触れたように感じられる」とのこと。アップルがこのデバイスを、VR関連の用途を含め設計していることがうかがえます。

(参考)United States Patent Application


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