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3Dモデル活用 2017.11.02

アマゾンもAR アプリに商品を“試し置き”できる機能追加

米アマゾンはAR(拡張現実)によって机の上や部屋の中に商品を”試し置き”できる機能「AR View」を発表しました。スマートフォン向けに配信されているアマゾンアプリのカメラへの機能追加となります。アマゾンがARを使った取組を行うのがこれが初となります。

「AR View」では通販でモノを買う前に、その現物を現実空間に置くことで実際のサイズや置いた時のイメージなどを確認できます。顧客にとっては購入する際の判断に役立つとアマゾンはその効果を期待しています。また、販売事業者はサイズの誤りやイメージの食い違いなどによる返品率を下げ、顧客満足度の向上につながる可能性があります。

「AR View」はiPhoneのAR機能ARKitを使用しています。iPhone向けに配信されているAmazonアプリのカメラアイコンから使用することができます。ARKitの動作条件である、iOS 11が搭載されたiPhone 6S以降の機種で動作します。(動作端末の詳細はこちら

多数の商品から部屋に置きたい商品を選択し、商品の3Dモデルを現実に重ねて表示。スマートフォンを動かすことで商品を自由な方向から閲覧でき、商品もテーブルや床の上などの好きな場所に配置可能です。現在「AR View」はリビング用品や寝具、キッチン用品、家電、オフィス用品、おもちゃ、ゲーム、そしてインテリアなどの数千種類近い商品に対応しています。

「AR View」に使われているiOSのAR向けフレームワークである「ARKit」は、家具メーカーであるIKEAも家具を試し置きするアプリ『IKEA Place』を配信するなど、商業向け活用が進みつつあります。

「AR View」は2017年11月2日現在、米国のアマゾンアプリのみ対応となっており、日本国内向けのアプリでは利用できません。

(参考)
・Amazon Press Release
http://phx.corporate-ir.net/phoenix.zhtml?c=176060&p;=irol-newsArticle&ID;=2313263


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