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投資 2021.08.31

リモートコラボレーションアプリ「Tangle」が約6億円調達、「Job Simulator」開発企業の創業者も携わる

リモートコラボレーションアプリ「Tangle」を開発するabsurd:joyは、550万ドル(約6億円)の調達を発表しました。absurd:joyは人気VRゲーム「Job Simulator」などで知られるOwlchemy Labsの共同創業者、Alex Schwartz氏が立ち上げに携わっています。

今回の出資はアメリカのMarch Gamingが主導し、Dune Ventures、WXR Fund、Gaingels、David Helgasonなどが参加しています。出資は 1UP VenturesのEd Fries氏とWXR Fundからのプレシード・ファンディングに続いて実施されました。

「バーチャルオフィス」プラットフォームを開発中

「Tangle」は、プラットフォーム上に「独立オフィス」が複数存在する仕組みになっています。下記の紹介動画からはミーティングや部屋を「渡り歩く」様子や、アバター機能、グループ編集作業などのシステムを確認できます。

2021年8月現在、アプリはクローズドベータ版として開発・運用中。正式な公開は2022年を予定しており、公式サイトではクローズドベータへの参加申請を受け付けています。

グーグルに買収された人気VRゲーム企業の設立にも携わる

absurd:joyの設立に携わったAlex Schwartz氏は、2017年Googleに買収されたVRゲーム開発企業Owlchemy Labsの共同創業者として知られています。Owlchemy Labsの代表作「Job Simulator」は、ロボットの台頭により人類が仕事のやり方を忘れてしまった未来を舞台とした、コメディー色の強いVRコミュニケーションゲーム。2020年には、累計販売本数が100万本を突破しました。

2021年現在、グーグルはVR関連事業から撤退する姿勢を見せている一方、Owlchemy Labsは新作となるVRゲームを開発中であることを明らかにするなど、活動を継続しています。

(参考)VentureBeat


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