ロケーションVRに取り組むスタートアップSandbox VRは、チケット販売累計額が3億ドルを超えたと、Forbesが2026年3月7日付けで報じました。現在、同社は世界80拠点以上を展開。月間利用者数は約15万人、累計来場者数は500万人を突破しました。
(出所:https://sandboxvr.com/、以下同じ)
創業者兼CEOのスティーブ・ザオ氏は、Forbesのインタビューで「1拠点からスタートし、フランチャイズ運営・技術革新・コンテンツ開発・マーケティングを組み合わせた垂直統合システムを構築できたことは、非常に感慨深い」と語りました。
コンテンツ戦略はオリジナル作品とライセンスIPの組み合わせです。Netflixシリーズ「イカゲーム」を題材にした「Squid Game Virtuals」は2023年に提供を開始し、累計チケット販売額は5,000万ドルを超えました。ほかにもNetflixの「Stranger Things」を題材にした「Stranger Things: Catalyst」や、独自タイトル「Deadwood」を展開しています。
ザオ氏はコンテンツとスケールの関係についてこう話します。「コンテンツが成長の原動力です。拠点が増えればコンテンツへの投資が増え、需要が高まり、さらに拠点が増える好循環が生まれます。」
リピーターは全顧客の約3分の1を占めるとのこと。ホームVRとの違いについては「ロケーションVRは受動的なスクリーン体験をグループでの冒険に変えます。人が直接集まって時間を過ごしたいという根本的なニーズに応えています」と述べました。
市場環境に目を向けると、Counterpoint Researchによれば2024年の世界VRヘッドセット出荷台数は前年比12%減となっています。ザオ氏はこの傾向を、VRが個人の自宅利用よりも社会的な場での体験に向いている可能性を示すものと捉えています。
今後は直営とフランチャイズの複合モデルで拡大を続ける計画です。フランチャイズパートナーのApparel Groupを通じて中東に25拠点を展開するほか、カナダや欧州にも新拠点を設ける予定です。
We’ve exceeded $300M in ticket sales and became the first VR startup to be ranked in Entrepreneurs’ Top 500 Franchise! Forbes recently covered us here:https://t.co/eDcVbNmFyu pic.twitter.com/9ZqzNm3Tv0
— Steve Zhao (@zhaosaurus) March 10, 2026
参考
Forbes
Steve Zhao氏 X
Sandbox VR


