ゲーム業界の調査会社Newzooは、同社の報告書「Free Global Games Market Report 2025」の特別分析として、Robloxに関するレポートを公開しました。分析によると、Robloxは若年層向けゲームプラットフォームから進化し、現在ではZ世代やα世代を中心としたエンターテインメントエコシステムへと成長しています。デイリーアクティブユーザー(DAU)は約1億1200万人に達し、2025年第2四半期のクリエイター報酬は3億1600万ドルとなりました。
DAUの約8割はモバイル端末からアクセスしていますが、PCやコンソールでの利用も拡大しています。プレイヤー層の成熟も進んでおり、特に13歳以上のユーザーが急増しています。2025年第2四半期には前年同期比54%増を記録し、この層は購買力が高く、より高度なコンテンツを求める傾向があるとされています。
Robloxで人気を集めている主要ジャンルは5つで、ロールプレイ&アバターシミュレーション、シミュレーション、プラットフォーマー、サバイバル、アクションが挙げられます。成功するコンテンツの共通点として、ソーシャル性やトレンド性、創造性の高さ、低いスキルでも始めやすい設計、参入しやすさなどが特徴とされています。
開発ではグラフィックの品質よりも文化的な柔軟性が重視され、長期開発よりも短いサイクルでの反復(イテレーション)が重要とされています。コンテンツの深さよりも市場投入までのスピードが成果の鍵となります。
開発者がRobloxで成果を出すためには、同プラットフォームの特性に合わせた戦略的な取り組みが求められます。従来型のゲーム開発手法は適さない場合があり、既存のスタジオとRobloxネイティブのクリエイターチームによる協業が効果的とされています。Robloxを単なる配信チャネルとしてではなく、知的財産(IP)の実験やコミュニティ構築の場として活用することが重要とのこと。若年層との共同開発(R&D)の場として、ブランドイベントやコンテンツ提携などの限定的な施策から参入し、学習サイクルを加速させることでリスクを抑えられるとしています。



