W4 Gamesは8月25日、シリーズB資金調達で1800万ドル(約28.6億円)を調達したと発表しました。W4 Gamesはオープンソースのゲームエンジン「Godot Engine」向けに、企業向けの技術とサポートを提供する企業です。
今回のラウンドはTencentが主導し、OSS Capitalなど複数の投資家が参加しました。この結果、W4 Gamesの累計調達額は3300万ドル(約52.5億円)となりました。
あわせて、W4 GamesはTencentと複数年の戦略的パートナーシップを締結しました。両社はアジア地域におけるGodot Engineの企業向け普及に向け、市場開拓やローカライズ、コミュニティ支援などで協力していきます。
Godot Engineの利用は近年拡大しています。SteamDBによると、Steamで公開されたGodot製ゲームの本数は2024年、2025年ともに前年比50%以上増加しました。W4 GamesがGamalyticのデータを分析したところ、年間売上100万ドルを超えるGodot製ゲームの数は、この3年間で2本から50本以上に増えています。
W4 GamesのCo-CEOを務めるニコラ・ファッロナート氏は、Tencentとの協業がアジアでのGodot普及を加速させる機会になると述べました。Godot Engineの創業者であるフアン・リニエツキー氏も、Tencentとの協力でエンタープライズ向けGodot技術の普及をさらに進めたいとコメントしています。
W4 Gamesは今後、エンタープライズ事業の拡大にあわせてGodot Engine本体への貢献も増やしていく方針です。企業向け開発で得た技術的な改善は、Godot本体にも還元される見込みです。
なお本記事では、2026年9月1日時点での為替レートを用いて換算しています。
