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新時代の社員教育?VRを使った研修事例9選

現在VRを利用したゲームや動画など、エンタメ分野でさまざまなVRコンテンツが生まれており、VRを利用した娯楽は今後も拡大していくことが予見されます。しかし、VRが活用されているのは娯楽分野だけではありません。

企業が新入社員の研修・教育にVRを導入する「VR研修」という活用法もあり、VRが活躍する幅は広がり続けています。今回はそんなVR研修のメリットと実際にあった事例をご紹介していきます。

VR研修のメリット

VR研修を導入する最大のメリットは、よりリアリティのある研修ができるようになることです。現在でもe-ラーニングなどを導入して映像での研修を行っている企業はありますが、映像を見る研修はどうしても受動的な体験になってしまいがちです。

しかし、VRを利用することで研修を受ける側に視点を動かすなど能動的な参加を求めることができます。また、通常人間を相手にするコミュニケーション研修などは指導人員が必要となりますが、VRを利用することで大人数を同時に研修することができ、より効率的な研修が可能となります。VR研修は仕事内容をよりリアルに、より効率的に伝えることができるため、研修をする側にもされる側にもメリットがあります。

また、高所作業の訓練など通常研修現場ではリアリティの薄い訓練もVRを使うことでより現実味のある内容にすることが可能になります。

安全教育ソリューション「安全体感VRトレーニング」株式会社積木製作が販売するVR研修


VRコンテンツ制作を手がける株式会社積木製作は、建設などものづくりに関わる様々な現場で使用できる、安全教育ソリューション「安全体感VRトレーニング」の販売を開始しています。

コンテンツの第一弾として「建設現場における仮設足場からの墜落」を体験することができ、高所での作業が持つ危険性や安全帯の重要性などを再認識することが目的となっています。VRを利用することで事故を現実で体験してしまう前に恐怖感を身に着け、作業をより安全に行う意識を持つことができるようになります。

本製品では他にも鉄道業界で起こりがちな触車を体験するコンテンツが用意されており、今後はコンテンツの追加や簡易に安全教育を受けることができるスマートフォンアプリの開発も予定しているとのことです。

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建設業の高所作業をVRで研修 「安全体感VRトレーニング」が販売 | Mogura VR

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ゲームの要素を取り入れて効率よく研修!KFCのVR研修事例!

https://www.youtube.com/watch?v=IHjGH7CsWps

米国のファストフード企業、ケンタッキーフライドチキンは同社の従業員研修用のVRコンテンツ『The Hard Way: A Virtual Reality Training Experience』を開発しました。

これはバーチャル体験を通して従業員にフライドチキンの揚げ方を教育するもので、ゲーム的な要素を取り入れながら実際のキッチンで調理するのと同じ感覚で研修を受けることができます。VRを利用することで実際の素材を利用することなく研修をすることができるので、コストの削減にも繋がるとのこと。

またKFCによると、実際のキッチンで行うと25分かかるトレーニングを、VRを用いることによって10分で完了できるとのことで、効率化にも役立つVR研修となっています。トレーニング全体の様子は以下の動画で視聴することが可能となっています。

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チキンの揚げ方をVRゲームで学ぶ KFCが研修効率化 | Mogura VR

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費用や危険性などによって体験機会が限られている研修をVR化!セコムのVR研修事例!


セコム株式会社はカディンチェ株式会社との協働により、警備業界初となるVRを活用した研修プログラムを社員教育に導入しています。具体的な研修プログラムは、「煙が充満する中での避難誘導」や「避難器具の体験シミュレーション」で、画面に表示される全周囲の映像を見ながら、その状況における模範的な対応を疑似的に体験学習することが可能です。

研修プログラムにVRを用いることで、準備・片付けに多くの費用がかかる研修や、危険性が高く体験機会が限られてしまう研修を、より多くの社員が安全に学習できるようになります。セコムは順次VRに適した研修コンテンツを充実させていき、VR研修を利用して社員一人ひとりのスキルアップを図り、サービス品質の向上につなげていくとのことです。

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セコム、企業研修にVR活用 危険事例を疑似体験 | Mogura VR

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介護の現場をVRで学ぶ!ヒューマンライフケアのVR研修事例


介護事業などを展開するヒューマンライフケア株式会社は2017年10月より介護スタッフを対象に、VRを取り入れた教育研修を開始しています。

同社の介護現場における教育研修はOJT(職場内訓練)を中心に座学研修などが一般的ですが、座学では研修に対して受動的になりやすく、効果を感じにくい側面がありました。そのため介護の視点を能動的に体験できるVRコンテンツを制作することで、現実のような臨場感を持って経験を積めるようにしています。

本研修には『スピーチ・ロック』と『危険予知訓練』という二つの研修プログラムが用意されており、介護の現場で起こりやすい問題を体験することが可能です。同社は将来的に新入社員の配属前研修で、このVRコンテンツの活用を視野に入れているとのことです。

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介護研修にVR活用 利用者目線に立ち事故防止 | Mogura VR

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特製のドライブコントローラーで路上の障害物を避ける、運送会社のVR研修事例


グローバル展開する米国の貨物運送会社ユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)は、貨物輸送ドライバーの安全運転研修に、VRデバイスの「HTC Vive」を導入しています。

これまで同社では、路上の障害物を避ける教育をタッチスクリーンのデバイスを用いて行なっていました。しかし、今後はVRを用いた教育システムを使うことで、実際の状況に近い形で学ぶことを可能にします。

本研修では特製のドライブコントローラーとヘッドセットを利用することで、バーチャル空間内で実際にトラックが走っている環境を疑似体験することができます。UPSで情報・エンジニアリングオフィサーを務めるJuan Perez氏によると、テレビゲームに慣れ親しんだ同社の若いドライバーでも、すぐに夢中になってしまうとのことで、研修のモチベーションアップにも繋がる事例です。

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米運輸大手UPS、ドライバーの危険察知訓練にVR導入 | Mogura VR

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安全に関する2つのVR研修を導入、JR東日本のVR研修事例


JR東日本は研修にVRを積極的に取り入れており、2017年2月からは東京総合車両センターでソフトバンクが開発した、作業中に発生し得る接触や転落などの事故を想定している「安全教育ソリューション」を導入しました。

同年9月からはJR東日本新潟支社の線路関係の工事を担当する現場スタッフに、株式会社積木製作が開発した、危険行動を取っている作業員を指摘・回答していくという体験型教育のVR研修を行っています。どちらも安全に関するVR研修で、危険な作業を目の当たりにすることができず、危機意識を持つことができないスタッフがより安全に作業をすることができるようにするためのものです。VRを利用することで本来体験してはいけない体験を仮想空間内で体験することが可能になります。

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JR東日本、VRを活用した安全教育システムを導入 労働災害ゼロを目指す | Mogura VR

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ゲームのストーリーを応用した体験型VR、東急建設のVR研修事例


東急建設株式会社は、株式会社バンダイナムコスタジオの技術支援のもと、「VRゲームテクノロジーを活用した体験型安全衛生教育システム」を開発しました。

本システムは、ゲームコンテンツに取り入れられている感情や心理といった人間の行動原理に影響を及ぼすストーリー展開技術が活用されており、災害事故の主な原因となる「気付き忘れによるミス」「横着する」といった体験者本人が実際に起こしそうな不安全行動を誘発しやすい状況設定になっています。

VR空間内でさまざまな災害事故の発生過程を疑似体験することで、災害事故につながる原因や、事故発生防止の行動を学ぶことが可能です。東急建設は、本システムを展開することにより、当社の現場で働く従業員、協力会社を対象に、安全教育の充実を図っていく予定とのことです。

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東急建設とバンダイナムコ、VR技術を活用した体験型安全教育システムを開発 | Mogura VR

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アルバイトひとりひとりが宮崎県の加工場を体験できる!塚田農場のVR研修事例!


居酒屋『塚田農場』や『四十八漁場』を全国に展開するAPカンパニーは2017年7月9日、VRを用いたアルバイト向け研修プログラムを開始しています。APカンパニーは社員に宮崎の養鶏場や処理加工センターを体験する機会を設けていますが、アルバイト従業員約5,000人を宮崎に連れていくことはできませんでした。

しかし、VR研修を導入することで東京からでも研修が可能となり、よりリアリティのある体験を実現しました。VR研修のテーマは「ひよこから食卓まで」となっており、宮崎県の加工場・ひなセンターで撮影した「聖域編」「養鶏編」「処理加工編」の3パターンのVR動画が用意されています。生き物が食べ物に変わる瞬間を体験することで、お客さんに美味しく食べてもらうことをひとりひとりがきちんと考えられるようになってもらうことが目的とのことです。

関連記事:

“生き物”が“食べ物”になる瞬間を体験 塚田農場の「VR研修」 | Mogura VR

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ボードゲームを通してチームの効率を体験、VRボードゲームを用いた研修事例


2016年4月にギフトテンインダストリ株式会社より発売された『アニュビスの仮面』を用いた研修がいくつかの企業で行われています。

『アニュビスの仮面』は2~7人で遊ぶ協力型のボードゲームで、VRゴーグルを付けたプレイヤーが、VRゴーグルを付けていない周りのプレイヤーに迷宮の様子を口頭で説明し、ピラミッドの奥に眠る宝までのルートを完成させるゲームです。VR画面を見ている人と見ていない人では認識に大きな差があるため、効率よくクリアをするためにはチーム内で話し合うことが必要不可欠となります。

本ゲームを利用することで、チーム内での役割分担や達成すべき目標の明文化、タスクの優先順位などの重要性を体験によって理解することができるというメリットがあります。『アニュビスの仮面』はスマートフォンを用いたVRコンテンツなので、手軽に持ち運びや利用が可能です。

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チームでの意思疎通を円滑にするために 企業研修でVR×ボードゲーム『アニュビスの仮面』導入 | Mogura VR

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まとめ

VR研修を行うことで従業員に通常では経験することのできない体験をさせることができたり、通常では費用や手間が発生してしまう研修を効率的になったりするというメリットがあります。株式会社デジタル・ナレッジが全国の企業の教育研修担当者100名を対象にVRの教育利用についてアンケート調査を実施したところ、「導入したい」「導入を検討したい」は約6割を占め、今後もVRを利用した研修の事例は増えていくことが見込めます。

参考記事: 

VRで研修は変わる?企業向けVR教育に関する調査結果が公開 | Mogura VR

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