東急建設株式会社は、株式会社バンダイナムコスタジオの技術支援のもと、「VRゲームテクノロジーを活用した体験型安全衛生教育システム」を開発しました。本システムは、建設現場の災害事故防止を目的としています。
本システムは、ゲームコンテンツに取り入れられている感情や心理といった人間の行動原理に影響を及ぼすストーリー展開技術が活用されています。
災害事故の主な原因となる「気付き忘れによるミス」「横着する」といった体験者本人が実際に起こしそうな不安全行動を誘発しやすい状況設定となっています。体験者がVR空間内でさまざまな災害事故の発生過程を疑似体験することにより、災害事故につながる原因や、事故発生防止の行動を学ぶことができます。また、持ち運びが可能となっており、現場事務所の会議室などを使用して教育を行うことが可能です。
東急建設は、本システムを展開することにより、当社の現場で働く従業員、協力会社を対象に、安全教育の充実を図っていく予定とのことです。
(参考)
東急建設株式会社 プレスリリース
http://www.tokyu-cnst.co.jp/index/download/2922/inline/20170824VR.pdf