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活用事例 2025.07.09

阪神高速が料金所の安全訓練にVR 実際の“危険な場面”でも瞬時に体が動く訓練を

株式会社エスユーエスと阪神高速トール大阪株式会社が、高速道路の料金所業務向けにVRを活用した教育コンテンツを開発しました。料金所で働く係員の安全を守り、事故防止につなげることを目的とし、実際の現場状況を再現した上で訓練を行える点が特徴です。

開発の背景にあるのは、料金所業務に伴う危険性です。特にETCレーンで事故対応を行う際には、係員が通行中の車両の間に立ち入る必要があります。

従来の安全教育は座学が主体で、知識習得は可能でしたが、実際に身体で体感しにくいという課題がありました。「現場で瞬時の判断や行動に活かしにくい」という現場の声を踏まえ、実際の状況を再現できる教育訓練が求められていました。

今回開発されたVRコンテンツは、料金所業務で起きる主な事故原因に基づいています。例えば、ETC車載器を搭載していない車両の誤進入、ETCカードの挿し忘れ、通信トラブル、ETCレーンの開閉バーとの衝突などです。コンテンツ内のシナリオは係員の基本的な行動を中心に設定されており、確認不足や誤った行動が事故に直結するケースを、安全に体験可能です。

コンテンツの特徴として、「ハンドトラッキング機能」「行動に応じて分岐するシナリオ」「データ収集と可視化による訓練効果の向上」の3つが挙げられます。

本コンテンツはバーチャル空間内でコントローラーを使わず、素手で直接操作を行えるため、精度の高い動作再現が可能。現実に近い感覚で操作でき、没入感と学習効果を高めています。

また、行動によってシナリオが分岐する仕組みを採用。適切な行動をすると次へ進み、不適切な行動をとった場合には訓練が終了し、最初からやり直しになります。この分岐機能により、繰り返し実施することで正しい行動を習慣化できるようになります。

データ収集とその可視化も可能です。年間約800名分の訓練データを蓄積し、日時や訓練回数、つまずいたポイントなどを記録・分析できます。共通の課題や事故のリスクが高い作業を特定し、現場指導の改善や強化を通じて、事故の発生率低下に貢献することが期待されています。

XRの安全訓練への活用は国内外で進んでおり、導入事例が増加しています。

(参考)プレスリリース


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