ジムやプールに通うタイミングも無く、オフィスや家で長時間座ったままでいると、気になってくるのが、お腹周り。もし、これから痩せたいのであれば、室内でも体験できるVRアプリで楽しく運動してみませんか?
「VRゲームって腕を動かすだけでしょ?」と思うなかれ。ちょっと遊んだだけでも汗ばむようなゲームや、本格的なフィットネス要素が組み込まれているものもあります。今回はそんなVRアプリの中から5つをピックアップして紹介します。
Beat Saber
光る剣で正面から迫ってくるノーツを斬ってリズムを刻む、VRリズムゲームの代表格。最初からフィットネス向けに作られているわけではないものの、軽くプレイするだけで十分な運動量があり、遊んでいたらいつの間にか運動になっていたというタイプのゲームです。実際に痩せたという過去例が複数あります。
パッと起動して始められるため、手軽さ、遊びやすさの面ではダントツにおすすめ。他アプリよりも音楽が充実しており、「レディ・ガガ」や「QUEEN」など有名アーティストの曲(有料)が多いのが特徴です。
特に無料で追加された楽曲「FitBeat」は、ハイテンポかつ、ブロックやダメージウォールが多めの構成で、フィットネスを意識した内容となっており、特にExpert+は上級者でもうなる難易度となっています。この楽曲のプレイ時間は2分未満と短めで、ハードルの低さもおすすめしやすい理由となっています。
タイトル | Beat Saber |
日本語 | 対応 |
価格・配信先 | Metaストア(2,990円)、PSストア(3,278円)、Steam(3,400円) |
公式サイト | https://beatsaber.com/ |
FitXR
「FitXR」は、フィットネスに特化したサブスクリプション(月額)型のアプリです。以前はボクシング機能だけでしたが、現在はダンスやHIITなど様々なプログラムを選べるようになり、よりダイエットに適した内容となりました。特にHIITは運動量が激しく、プレイ後の達成感も高め。確実にダイエットの効果を感じられるはずです。
メニュー表示などは日本語ですが、音声は英語なので、トレーニング方法などが分かりづらいときがあるのが難点。また、プログラムによってはハード過ぎてついていけないメニューも少なくありません。インストラクターが監修しているほど本格派な内容のため、少し運動に自信がある人に向いたアプリです。
月額制であるため、とにかくお金を無駄にしたくない目的で加入するのもアリ。買い切りの方が良いという人は「LES MILLS BODYCOMBAT」の方をおすすめします。なお、Steamでは旧版の「BOX VR」が配信されており、こちらも買い切りです。
タイトル | FitXR |
日本語 | 対応(音声は非対応) |
価格・配信先 | Metaストア(ダウンロード無料、月額990円)、PICOストア(同上) |
公式サイト | https://fitxr.com/ |
Dragon Fist: VR Kung Fu
単純にダイエット目的だけでなく、「VRでとにかく強くなりたい」「カンフー映画にあこがれている」なら、迷わずおすすめなのが「Dragon Fist: VR Kung Fu」です。フィットネス特化アプリではないものの、カンフーで息もつかせぬほどの激闘を繰り広げられます。
相手の弱点をついたり、必殺技をつかってひるませたりと、格闘ゲームの世界に入り込んだような体験も可能。CPUだけでなく、最大8人のマルチプレイにも対応し、PVPやCo-opなどのモードも用意されています。プレイしてみると、思った以上に敵は手強く、なかなか簡単には倒れてくれません。素早く敵の急所にパンチを繰り出さなくてはならないため、本当にカンフーの修業をしているかのような気分になってきます。
さらに、Meta Quest 3を所有していれば、MRモードでも遊べます。自分の部屋の中に対戦相手を表示でき、絵面が面白いのはもちろん、遊んでいる間に家具を倒してしまう恐れを軽減できる点で安心です。
タイトル | Dragon Fist: VR Kung Fu |
日本語 | 非対応 |
価格・配信先 | Metaストア(2,208円)、PICOストア(29.99 USD)、Steam(2,300円) |
公式サイト | https://www.dragonfistvr.com/ |
Beat the Beats
「Beat the Beats」は、リズムに合わせて正面から迫る立方体をパンチで叩く、ボクシング版Beat Saberのようなゲームです。パンチが当たった瞬間の空間の粒子が弾けるような演出が綺麗で、コンボを決めていくと爽快感があります。
PSVR2の場合、ヘッドセットの振動機能とも連動しており、障害物を避けた時の衝撃が伝わってくるのもユニークな点。難点は、当たり判定が非常にシビアなこと。他のリズムゲームと比べても判定の余裕がなく、ちゃんとリズム通り叩かないと失敗と見なされます。失敗がたまると最初からやり直しになるのですが、最初は本当にクリアが難しく、何度も何度も同じ曲を練習することに。そうこうしているうちに、確実に腕の筋肉が張っていきます。
対戦系が好きであれば、長く愛され続けている名作ボクシングゲーム「The Thrill of the Fight」もおすすめです。ボクシングをあまり知らない人でも相手を殴り続ければ倒せるシンプルさが魅力となっています。
タイトル | Beat the Beats |
日本語 | 対応 |
価格・配信先 | PSストア(3,080円)、Steam(近日登場) |
公式サイト | https://parallelcircles.com/portfolio-item/beat-the-beats-vr/ |
OhShape
「OhShape」は、ポーズを取りながら、壁に空いた穴を通り抜けるリズムゲームです。テレビ番組「とんねるずのみなさんのおかげでした」のコーナー「モジモジくん」の「脳カベ」から着想を受けたタイトルのため、一見すると元ネタのようにバラエティ色が強く見えますが、実際は手早く壁を抜けなくてはいけない、機敏な動きが求められるゲームとなっています。
スクワットのように全身をアップダウンしなくてはいけない場面も多く、遊びながら運動するゲームとしても最適です。難易度は簡単からエキスパートまで多彩。スピード・精度の変更や無敵モードもあるため、初心者から上級者まで楽しめます。
さらに、アップデートで追加されたフィットネスアルバム「Power Up」は、高難易度前提(エキスパート・難しいのみ)でかなりのハードワーク。5分近く激しく動かなくてはいけないので、いきなり始めて体を痛めないよう注意。
タイトル | OhShape |
日本語 | 対応 |
価格・配信先 | Metaストア(2,208円)、PICOストア(19.99 USD)、PSストア(3,289円)、Steam(2,050円) |
公式サイト | https://odderslab.com/oh-shape/ |
フィットネスに関連したその他の記事はこちら。