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業界動向 2018.08.27

NVIDIAの新世代GPU「GeForce RTX」発表、プロ向け360度カメラ「Insta360 Pro 2」など – 週間振り返りVR/AR/MRニュース

先週はドイツにてゲーム展示会「Gamescom」が開催され、その中でもNVIDIAの新世代ゲーミングGPUが大きな注目を集めました。今回発表されたGeForce RTX 2080 Ti、RTX 2080、RTX 2070は、「リアルタイムレイトレーシング」が可能とになることで、光の反射や影のリアルタイムの描写など、より実写に近いCGを実現します。さらにVR向けの新たな機能も発表されており、よりVR体験の没入度が向上することでしょう。

また、Shenzhen Arashi Vision社が発表したプロ向け360度カメラ「Insta360 Pro 2」は、8Kで3Dの360度動画の撮影や遠隔操作など、これまでの「Insta360」から大きく進化を遂げています。

本記事では、先週Mogura VRで掲載したニュースから注目記事をピックアップ。VR/AR/MRの「いま」を、皆さんにギュッと縮めてお届けします。

NVIDIA、新世代ゲーミングGPU、GeForce RTX 2080 Tiほか3モデル発表

NVIDIAはドイツで開催されるゲーム展示会Gamescomのプレイベントにて、PC向けゲーミンググラフィックボードGeForceシリーズの新世代モデル、GeForce RTX 2080 Ti、RTX 2080、GTX 2070を発表しました。

新たに発表されたGeForce RTX 2080 Ti、RTX 2080、RTX 2070はこれまでとコアアーキテクチャが進化したTuring世代のGPUです。Turingは先日開催されたSIGGRAPHでNVIDIAが発表した次世代GPUで、AIによる処理と、リアルタイムレイトレーシングを可能にします。リアルタイムレイトレーシングは、CGの空間全体を満たす光の反射や屈折、影をリアルタイムで表現します。Turing世代のGPUは初めてレイトレーシングに焦点を当てたGPUになり、これまで以上に実写に近いCGを実現します。

プロ向け360度カメラ「Insta360 Pro 2」8K3D動画(120Mbps)などスペックアップを実現


360度カメラ「Insta360」シリーズで知られる中国Shenzhen Arashi Vision社は、プロフェッショナル向け360度カメラ「Insta360 Pro 2」を発表しました。本360度カメラは昨年発売された「Insta360 Pro」の上位機種で、8K高解像度で3Dの360度動画を撮影できるなど、機能向上を実現しています。

「Insta360 Pro 2」は6枚のレンズを搭載し、レンズ毎にmicro SDカードスロットがあります。このmicro SDカード6枚を使うことにより、前モデルの「Insta360 Pro」の最大3倍となるビットレート120Mbpsでの撮影が可能になりました。

PSVR対応の「エースコンバット7」発売日決定、2019年1月

「エースコンバット」シリーズ最新作、PlayStation VR(プレイステーションVR・PSVR)対応の「エースコンバット7 スカイズ・アンノウン」の発売日が発表されました。PlayStation 4(PS4)、およびXbox One版は2019年1月17日、Steam版は2019年2月1日を予定しています。

「エースコンバット7」は主に非VRのゲームですが、PS4版ではPSVR対応のVRモードが追加されます。これは一人称視点でのコックピットアクションとなっており、VRは一部モードに対応します。

VTuber鳩羽つぐ、クラウドファンディングを開始


バーチャルYouTuber(バーチャルYouTuber・VTuber)鳩羽つぐの運営を行う株式会社枝の上(Edanoue, Inc.)は、8月20日よりクラウドファンディングを開始しました。リターンは「鳩羽つぐ 夏休み」のデジタルダウンロードやDVD、鳩羽つぐによる絵日記および音読(カセットテープ)、VHSテープなどを予定。資金はスタジオや音響機材、映像クオリティアップのために充てられます。

出資は4,320円から。発送は2019年3月からとなっています。また「夏休みの記録映像」はデジタルダウンロード版のみ、2019年4月から税抜4,000円にて一般販売を予定しています。


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