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トレーニング・研修 2018.06.07

VRで建設現場の労災抑止、大手ゼネコンらと教育コンテンツ開発

VRコンテンツ制作を手がける株式会社積木製作は、ものづくりに関わる様々な現場で使用できる安全教育ソリューション「安全体感VRトレーニング」の新シリーズ「建設現場シリーズ」の販売を開始しました。

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業界3社が開発に協力、フィードバック実施

現在日本では、建設業を中心に人手不足や技術の継承に問題を抱えており、いかに教育を効率良く、有効な手段で行なうかが課題です。積木製作ではその課題を解決するため、VRを活用した訓練、研修コンテンツ「安全体感VRトレーニング」の販売を2017年4月に開始しました。現実では体験することが難しい労働災害をVRで体験することで、安全意識の向上を目標としています。

同社はこれまで、全業種を対象とした安全体感教育コンテンツを展開していました。今回より専門的な知見を取り入れ、現場のニーズを反映した内容とするため、建設現場に特化した「建設現場シリーズ」を開発しました。

開発に当たっては、建設業界の清水建設株式会社戸田建設株式会社三機工業株式会社の3社から専門的な観点での情報提供を受け、実践的な教育ツールを開発しました。完成したコンテンツは、3社が社内の安全教育に取り入れると共に随時フィードバックを実施し、より良いコンテンツの開発に活用する予定です。

コンテンツの内容

販売開始する第1弾コンテンツは、「可搬式作業台を使用した危険体験」です。第2弾、第3段コンテンツとして「開口部廻りの危険体験」、「外部仮設足場における危険体験」の販売を7月以降に開始します。

また6月20日~6月22日に東京ビックサイトで開催される「3D・バーチャルリアリティ展」にて、第1弾コンテンツ「可搬式作業台を使用した危険体験」を展示します。展示会用の特別バージョンとなっており、講師と受講生が同じVR空間の中を共有しながら体験するという内容です。

積木製作は、開発協力した3社から継続的にコンテンツのフィードバックと現場のニーズに即した情報提供を受け、より良い安全教育VRコンテンツの開発に努めます。また今後は、更に広く利用される取組みとするため、eラーニングとVRを融合させた開発を進める方針です。

建設現場での教育向けVR導入については、他にも次のような事例を紹介しています。

(参考)株式会社積木製作プレスリリース


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