VRコンテンツ制作を手がける株式会社積木製作は、ものづくりに関わる様々な現場で使用できる安全教育ソリューション「安全体感VRトレーニング」の新シリーズ「建設現場シリーズ」の販売を開始しました。
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業界3社が開発に協力、フィードバック実施
現在日本では、建設業を中心に人手不足や技術の継承に問題を抱えており、いかに教育を効率良く、有効な手段で行なうかが課題です。積木製作ではその課題を解決するため、VRを活用した訓練、研修コンテンツ「安全体感VRトレーニング」の販売を2017年4月に開始しました。現実では体験することが難しい労働災害をVRで体験することで、安全意識の向上を目標としています。
同社はこれまで、全業種を対象とした安全体感教育コンテンツを展開していました。今回より専門的な知見を取り入れ、現場のニーズを反映した内容とするため、建設現場に特化した「建設現場シリーズ」を開発しました。
開発に当たっては、建設業界の清水建設株式会社、戸田建設株式会社、三機工業株式会社の3社から専門的な観点での情報提供を受け、実践的な教育ツールを開発しました。完成したコンテンツは、3社が社内の安全教育に取り入れると共に随時フィードバックを実施し、より良いコンテンツの開発に活用する予定です。
コンテンツの内容
販売開始する第1弾コンテンツは、「可搬式作業台を使用した危険体験」です。第2弾、第3段コンテンツとして「開口部廻りの危険体験」、「外部仮設足場における危険体験」の販売を7月以降に開始します。
また6月20日~6月22日に東京ビックサイトで開催される「3D・バーチャルリアリティ展」にて、第1弾コンテンツ「可搬式作業台を使用した危険体験」を展示します。展示会用の特別バージョンとなっており、講師と受講生が同じVR空間の中を共有しながら体験するという内容です。
積木製作は、開発協力した3社から継続的にコンテンツのフィードバックと現場のニーズに即した情報提供を受け、より良い安全教育VRコンテンツの開発に努めます。また今後は、更に広く利用される取組みとするため、eラーニングとVRを融合させた開発を進める方針です。
建設現場での教育向けVR導入については、他にも次のような事例を紹介しています。
(参考)株式会社積木製作プレスリリース