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トレーニング・研修 2018.04.23

5KのリアルなVRで安全訓練、3社が安全教育用VR開発

ソフトウェア企業の株式会社ACCESSと、建機レンタルの株式会社アクティオは、建設現場の安全教育・安全訓練のための新VRシステム「Safety Training System VR of AKTIO」を開発しました。

「建設現場の安全訓練用5K対応VRシステム」と銘打ったこのシステムは、5K解像度のリアルな映像で危険を、安全かつリアルに体感することができる VRシステムです。

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ヘッドセットには5K解像度を誇るStarVRを採用、コンテンツ開発には株式会社BeRISEが協力しています。

開発の経緯

建設業の労働災害での死亡者数はここ数年減少傾向でしたが、2017 年は増加に転じるなど、まだまだ事故は絶えません。未然防⽌策として、作業場の不安全⾏動や危険について座学を中⼼に教育が⾏われています。しかし座学では実感が薄く、⾝につきにくいという課題がありました。

この課題解決を⽬指し、ACCESSとアクティオは協業を開始。今回発表された「Safety Training System VR of AKTIO」は、ビーライズの3DCG技術とStarVRのVR技術を採り⼊れています。5K解像度のスーパーリアル映像で“危険を、安全にリアルに体感する“ことができる VR システムとシナリオを開発しました。

StarVRが実現するスーパーリアル映像で事故を疑似体験

これまでの主流の VR では視野⾓が 110 度程度しかないため、没⼊感が薄い、“VR 酔い”が発⽣するなど、安全訓練、安全教育に使⽤するには課題があったと言います。そこで今回のシステムでは、5Kの有機ELディスプレーに210 度の視野⾓を搭載したStarVRを採⽤し、酔いがなく、リアルな映像による圧倒的な没⼊感を実現しました。

シナリオでは、建設業の労働災害で最も⾼い割合を占める⾼所作業からの墜落事故を想定 したものを取り上げ、“恐ろしい事故を疑似体験”します。これにより、現場で不安全⾏動をとらないよう安全意識を⾝につける内容を⽬指しています。
シナリオの種類については順次開発予定です。

サービス概要

サービス名称

 「Safety Training System VR of AKTIO」

使用機器

VRヘッドセットStarVR、ヘッドフォン、PC、専⽤カメラ×2 台、三脚

提供価格(予定)

30万円/3日間(税別)

サービス開始予定日

2018 年 7 ⽉ 2 ⽇

(参考)株式会社アクティオ株式会社ACCESS


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