企業のマーケティングや実在のタレントらのデジタル化として、国内外で増える「バーチャルヒューマン」。Unity Technologiesから登場した少女Suaは、他のバーチャルヒューマンには無い特長を備えます。それは、世界初の”リアルタイムに動く”という点です。
高いレンダリングとモーキャプ技術
Suaは2020年6月に初公開された、Unity Koreaの公式バーチャルヒューマンです。制作は韓国のOn Mind社が担当しました。リアルタイムでレスポンスを行える背景の1つに、Unityのレンダリング技術「High Definition Render Pipeline(HDRP)」があります。物理ベースのレンダリング、統一されたライティング、レンダリングとは独立した動作機能を持ち、グラフィックのリアリティを飛躍的に向上させています。
また高いモーションキャプチャー技術も、Suaを生き生きと動かすことに寄与しています。On Mindによれば、顔のリアルタイムキャプチャにはiPhoneを使用し、自然な表情を作り出しました。また指のトラッキングを行い、細部まで人間らしさを実現します。「こうしたリアルさを追求しながら、”不気味の谷”を超えた存在を作り上げた」とOn Mind社は述べています。
国内外で広がる活動
バーチャルヒューマン関連のニュースでは、他にも下記のようなものを取り上げています。
(参考)Unity Blog