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トレーニング・研修 2019.03.12

神戸市、土砂災害対策にVR防災研修を採用  防災意識の向上狙う

株式会社理経は、神戸市が実施する自治体の地域課題解決プロジェクト 「Urban Innovation KOBE」の「土砂災害VRの実証開発」の研究開発チームとして採択された旨を発表しました。本プロジェクトにて、土砂災害VRの実証開発ならびに防災研修を実施します。

2018年の夏、西日本は「西日本豪雨」や台風12号・21号と度重なる災害により、近畿地方から中国地方を含む、幅広い地域で被害が発生。神戸市でも土石流災害により重大な被害に見舞われた地域もありました。しかし、神戸新聞が被災後に実施したアンケートによれば、「避難率は約5%に留まっており、市民の防災意識に大きな向上の余地がある」ことが明らかになっています。

このような背景を受けて、神戸市は「避難体験VR」などの防災・災害対策の知見をもつ理経と協業し、神戸市民を対象とした土砂災害VRを活用した防災研修の実施します。

理経が実施する防災研修は、「研修参加者に土石流の様子をVR体験してもらうことで、土砂災害の危険性の理解と、防災意識の向上を図る」としています。研修は2019年3月14日、15日に実施される予定です。

VRで災害の危険性や訓練の重要性を再認識

VRによる防災訓練は、臨場感をもって体感することで、災害の危険性や訓練の重要性を再認識することができます。こうした取り組みは国内外で進められています。NECのグループ企業のNECソリューションイノベータでは「VR現場体感訓練システム for 防災」を提供しています。

災害や事故といった直接体験することが難しい状況をVR体験で学ぶ事例は、今後増えることが予想されます。

VR/ARを活用した防災訓練事例はこちらです。

(参考)株式会社理経 プレスリリース


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