韓国の大手通信事業者であるSKテレコムは、3Dモーショングラフィックス企業Morph Interactiveの株式取得およびパートナーシップ強化を発表しました。金額などの取引条件は非公開となっています。
Morph Interactiveは、Unityを用いたリアルタイム3DビジュアルエフェクトやVR/AR関連テクノロジーを開発・提供する企業。SKテレコムとの協業実績があり、SKテレコムは「Morph Interactiveは長年のパートナーであり、初期段階の『ifland』の開発で重要な役割を果たした」と評価しています。
メタバース分野で存在感示す
SKテレコムは2021年7月に、バーチャル空間プラットフォーム「Ifland」を発表。アバターとなってバーチャル空間に参加しコミュニケーションを行えるサービスで、Android版とiOS版が既にリリースされています。今後「Ifland」では、2022年末までにゲーミフィケーションが導入され、独自のデジタル資産発行や、参加者がアバターの衣装などを制作・販売できるシステムの立ち上げなどが計画されているとのこと。
SKテレコムは韓国が国を挙げて主導するメタバースエコシステム構築アライアンスにも参加しており、韓国におけるメタバース推進に大きく関わる企業となりつつあります。