米国のスタートアップSimulaVRは、一体型VRヘッドセット「Simula One」を発表しました。VR専用のLinuxディストリビューション「SimulaOS」を搭載し、VR上でLinuxアプリケーションがそのまま実行できます。主にプログラマー・エンジニアによる利用を想定して開発が進められているとのこと。
22年1月にクラウドファンディング予定、ハンドトラッキングも搭載
2021年12月時点の「Simula One」はプロトタイプ段階。ハードウェアの詳細なスペック等は判明していませんが、取り外し可能な「x86コンピュータパック」と、SimulaVR開発のVRウィンドウマネージャーの実装が告知されています。さらにUltraleap製のハンドトラッキング機能や、フロントカメラで周囲を見れるパススルーモードも導入され、Bluetoothキーボードにも対応する予定です。
「Simula One」は、2022年1月にKickstarterでクラウドファンディングが開始されます。SimulaVRの創業者であるGeorge Singer氏は、「今後数週間のうちに、出荷時期や価格、ヘッドセットの紹介映像などを公開していく予定」とコメントしました。
(参考)SimulaVR、Road to VR
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