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活用事例 2021.12.24

松竹が「代官山メタバーススタジオ」開設。バーチャルプロダクションの研究開発拠点に

松竹株式会社は、2022年1月に「代官山メタバーススタジオ」を開設します。本スタジオはミエクル株式会社が主体となり、バーチャルプロダクションの研究開発拠点として運営される見通し。本スタジオの第一弾コンテンツとして、バーチャル空間上の歌舞伎META歌舞伎 Genji Memoriesがオンライン配信予定です。

バーチャルプロダクション手法を用いた歌舞伎配信公演を実施

バーチャルプロダクションとは、あたかも現実にある目的のロケーションで撮影したかのような映像を作り出す技術のことを指します。「代官山メタバーススタジオ」では、グリーンバックや大型LEDディスプレイを用いて、リアルタイムに人物とCGの背景を合成し撮影を行います。これにより、地理的制約や日照時間・天候といった自然条件に左右されない制作が実現します。また松竹によれば、CG撮影後に必要な背景と人物の合成作業が大幅に短縮されるため、従来の編集作業の効率化が期待できるとのこと。

松竹は発表に際し、「本スタジオでの研究開発により、松竹グループが手掛ける映画・演劇事業における 3DデータやCGの活用ニーズを探ると共に、個人・法人問わず多様なクリエイターとの共創により、最先端技術とクリエイティブ制作を繋ぎ、新たな表現方法を追求する」とコメントしました。

バーチャルプロダクション手法を用いた歌舞伎配信公演を実施

代官山メタバーススタジオ発のコンテンツ第一弾として、「源氏物語」を題材とした歌舞伎公演META歌舞伎 Genji Memoriesが実施されます。バーチャルプロダクション手法を用いて、バーチャル背景と歌舞伎俳優をリアルタイムで合成する演出が行われます。本公演のオンライン上映は2022年1月下旬に行われる予定。PCやスマートフォンなどから視聴可能です。

(参考)プレスリリース


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