Robloxは、未成年ユーザー保護に向けた一連の取り組みに対し、開発者やインフルエンサーから強い反発を受けています。これを受け、最高安全責任者のマット・カウフマン(Matt Kaufman)が公式フォーラム上で見解を表明しました。
Robloxはここ数か月、安全対策の強化を続けてきました。2026年1月には、チャット機能の利用に顔による年齢確認を義務化。9歳未満から21歳以上まで6つの年齢区分を設け、年齢帯に応じて会話できる相手を制限する仕組みとなっています。年齢推定には「Persona」社の技術を採用。18歳未満に対する平均誤差は14歳とされています。
2026年4月には、子供向けの新アカウント区分「Roblox Kids」と「Roblox Select」の導入を発表しました。年齢確認技術により、9歳未満のユーザーは「Roblox Kids」へ、9歳から15歳のユーザーは「Roblox Select」へ自動的に割り当てられます。これらのアカウントでアクセスできるゲームは、開発者の身分証明書による年齢確認や「Roblox Plus」サブスクリプションへの加入など、3段階の審査を通過したものに限られます。
こうした変更は、開発者やインフルエンサーから「これまでで最も不評な変更」と受け止められており、反発が強まっています。フォーラム上では、否定的なフィードバックが多数あるにもかかわらず方針を変えない理由を問う声が上がりました。
これに対しカウフマン氏は、「行動しないコストは、対応にともなう摩擦より大きい」と説明。年齢確認などの要件を導入しなければ、Robloxは一部地域でのアクセスを失うリスクがあり、プレイヤーの減少やクリエイター・インフルエンサーの活動機会の縮小につながると述べました。「どこでもRobloxが少しでもあるほうが、全くないよりも良い」との考えも示しています。
同氏はプラットフォームの役割についても触れ、「プレイヤー、保護者、クリエイター、インフルエンサーを含むコミュニティ全体のニーズをバランスよく保つことが重要だ」と述べています。保護者や政策立案者からの声と、クリエイター・インフルエンサーからのフィードバックをどちらも真剣に受け止めていると説明しました。
今回の取り組みに先立ち、Robloxは2026年2月に32カ国・80名の保護者や養育者で構成する「Global Parent Council」を発足させています。未成年保護に向けた取り組みは今後も継続される見通しです。
