HTCのVR部門シニア・ヴァイス・プレジデントであり、同社のコンテンツプラットフォーム「Viveport」の代表を務めるRikard Steiber氏は、2019年末をもって退社することを明らかにしました。
定額配信サービスを展開
Steiber氏はグーグルのディレクターや動画配信サービスMTGxのCEOを歴任。2016年2月にHTCへ入社し、60ヵ国以上にViveportをリリースしてきました。
「Viveport」は、HTCによるVRコンテンツ配信プラットフォームです。HTC VIVEとOculus Riftに対応し、Windows Mixed Reality系ヘッドセットへの展開も発表しています。2019年4月には定額配信サービス「VIVEPORT Infinity」を開始。加入すると600件以上の作品が遊び放題となります。
新しいチャレンジを
Steiber氏の後任には製品部門のVPであるBjorn Book-Larsson氏が就任します。同社は9月にもCEOがCher Wang氏からYves Maitre氏へと交替しており、これに次ぐトップ人事異動です。
メディアForbesによると、Steiber氏は退社の背景を次のように語りました。
Viveport Infinityは高評価のコンテンツ、素晴らしい製品を揃え、非常にポジティブな勢いがあります。日々新たな利用者の記録を更新中です。
しかしHTCは、今や新しいチャプターへと進んでいます。私は(CEOの)Yvesと、4年間のHTC勤務を終えた今、私にとって新しいチャレンジをする時だという意見で一致しました。本日から転職前の有給休暇期間に入り、雇用契約は来年初旬に終了します。
退職後のプランについては、Steiber氏はまだ詳細を公表していません。
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(参考)Road to VR
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