2021年10月29日、メタ(旧フェイスブック)は「Quest for Business」プログラムをリリースすることを発表しました。コンシューマー版の「Oculus Quest 2」で利用可能。本プログラムは個人のFacebookアカウントではなく、「ワークアカウント」でログインする新しい方法が提供されます。
Quest for Businessの新機能
Quest for Businessでは、「ワークアカウント」やモバイルデバイス管理(MDM)などの機能が提供されます。ワークアカウントを使用すれば仕事用のプロフィールでログイン可能に。個人向けのアカウント情報を使うことなく、QuestストアでHorizon Workrooms、Spatial、Gravity Sketch、Arthurなどのアプリを利用することができます。ワークアカウントにはアカウント管理、IDPやSSOの統合、サードパーティMDMなど、必要な専用プラットフォーム機能をITチームが利用しやすくなるというメリットもあります。
Quest for Businessは、今年末にクローズドベータ版を提供開始予定。最初は小規模なチームや企業へ導入され、徐々に大企業への導入を検討していきます。2022年にはオープンベータ版のリリースを、2023年には一般提供を開始する予定です。
既存の「Oculus for Business」は段階的に縮小へ
また既存の「Oculus for Business」は段階的な縮小が予定されています。「Oculus for Business SKU」の販売は2021年12月31日で終了しますが、サポートと保証は契約に従う形で継続。Oculus for Businessプログラムで購入したVRヘッドセットは引き続き使用可能です。