匂いVRデバイスを開発するVAQSOと中国のVRヘッドセットメーカー Pimax Technologyは、パートナーシップの締結を発表しました。このパートナーシップによって、 Pimaxの標準VR関連アクセサリーである「匂いモジュール」に、VAQSOの「VAQSO VR」(年内発売予定)が採用されます。また今後両社は、包括的な連携・協力をすることで、プラットフォームの拡大やサービスの価値向上を図ります。
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「匂いのVR」と8Kヘッドセットの融合
VAQSOは、VRの映像に合わせて匂いを出すことができるデバイス「VAQSO VR」を開発しています。様々なヘッドセットに付け替え可能で、映像に匂いが加わることで、よりリアリティのあるVR体験が可能になります。これまでは展示会などで、「VRカノジョ」や「SUMMER VACATION」とのコラボを発表してきました。
一方のPimaxは、両眼8Kの高解像度VRヘッドセットによるクラウドファンディングで5億円近くを集め、今年製品出荷を予定しています。Pimaxのヘッドセットには”香り”モジュールを取り付けられる仕様となっていますが、このモジュールの詳細はこれまで不明でした。
Pimax標準アクセサリー他、イベントで協力
パートナーシップ締結に当たり、今後の取り組みについて下記2点が発表されています。
Pimaxの標準VR関連アクセサリーに、VAQSO VRを採用
VAQSO VRの一般売時(年内予定)に合わせて、Pimaxの標準VR関連アクセサリーページで取扱いを開始する予定です。Pimax 8KにVAQSO VRを取付るための専用アタッチメントは、Pimaxが開発を予定しています。さらにPimaxはVAQSO VRをPimaxのSDK(ソフトウェア開発キット)に統合する予定です。
世界各地の展示会やイベントにて、Pimax8KにVAQSO VRが対応したデモの実施
両社またはいずれかが出展する展示会・イベントにて、Pimax8KにVAQSO VRが対応したデモを実施します。出展イベントは現在調整中です。
今後はVRヘッドセットの高解像度化や広視野角化といった見え方に加えて、「匂い」もVR体験の重要な要素になっていく可能性があります。