PC周辺機器メーカーRazerは、オープンソースなVRプラットフォームOSVRに対応したVRヘッドマウントディスプレイ(VRHMD)OSVR HDK2.0の予約受付を開始しました。
OSVRはRazer等が進めているオープンソースのVRプラットフォームです。RazerはそのOSVR向けのVRHMDとしてHDK(Hacker Dev Kit)を発売してきました。
これまでのHDK1.0シリーズは開発者向けの趣が強く、299.99ドル(約31,500円)で提供されていました。HDK2.0はより、コンシューマー向けを謳っており、設定の簡略化などを図っています。また性能も解像度が両目合わせて2160×1200の有機ELパネルを2枚使用しています。実現するフレームレートは90fpsと、スペックだけ見ればOculus Rift製品版やHTC Viveとも並ぶ性能です。
また、赤外線カメラが同梱され、プレイヤーの位置をトラッキング可能です。ほかにもHDK自体を改造することも可能ということで、非常に可能性を秘めたVRHMDとして期待されています。
価格は399ドル(42,000円)で発売されます。予約は2016年7月21日現在、北米のみ。さらにシューティングゲーム『Descent: Underground』とレースゲーム『Radial G: Racing Revolved』の2つが同梱されます。
2016年のE3で体験した限りは、コンテンツの問題で高解像度、高フレームレートを十分に実感することができず、未知数のOSVR HDK2.0。日本での発売予定も注目のデバイスです。
(関連記事)
OSVR、約400ドルでOculus Riftとディスプレイ性能が同レベルの新バージョンHDK2を公開