NTT(日本電信電話株式会社)と株式会社オリィ研究所は、2022年2月2日よりアバターによるバーチャル空間の案内サービスを開始します。バーチャル空間に訪れたユーザーは、障害者などの外出が困難なスタッフが操作するアバターを通してガイドを受けることができます。
遠隔地の外出が困難なスタッフがバーチャル空間を案内
本取り組みでは、NTTの情報やコンテンツを紹介する「DOOR バーチャルサロン」の案内業務を行います。オリィ研究所が提供する障がい者就労支援サービス「AVATAR GUILD」より派遣された障害者など外出困難なスタッフが、分身ロボット「OriHime-D」のアバターを操作し、DOOR利用者にコンテンツや操作方法等を紹介します。
またバーチャルサロン内において、自宅や病院からアバターロボットを操作しカフェで働く接客実験「分身ロボットカフェ DAWN ver.β」(東京・日本橋)にて利用可能な割引クーポンが期間限定で配信されます。
ロボットやアバターによる就労機会拡大、本格導入へ
これまでにもNTTはオリィ研究所と資本業務提携を実施し、ロボットの自然な遠隔操作を実現する通信制御技術の実証や、OriHime-Dによる受付業務の実施など、外出困難者の就労機会の拡大に取り組んできました。本取り組みは、その本格導入が実現した形となります。
発表に際し、NTTは「障害者など外出困難な方が、実空間だけでなくVR空間においても就労の機会を得ることができるだけでなく、DOOR利用者とのコミュニケーションを通じた社会参画が可能となります」とコメントしています。
(参考)プレスリリース