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テック 2016.02.27

『Neos Core』VRでマルチデバイスで協力しながら開発できる環境

VRの中で3DCGの世界を作り、VRコンテンツを作ってしまえるような動きが加速しています。最近では、UnityやUnreal Engine 4といったゲームエンジンがVR内エディタを発表しています。

ゲームエンジンとは別に、VR内で複数のユーザーが同時に協力して開発ことができる環境が登場しました。この『Neos Core』は複数人数でのリアルタイム・プレイに加えて、複数機種によるマルチデバイスでの稼動にも対応しています。

『Neos Core』が対応するデバイスは各種VRヘッドセットとスマートフォン、タブレットとのこと。上の動画では二人がHTC Viveを使用し、一人がスマートフォンでVR上で行われている動作を確認しています。

『Neos Core』を使えばユーザーは多人数で協力して文章を書いたり、絵を描いたり、工作をしたり、建物を作ったりと様々なことがVR内で可能になります。利用シーンは、ゲームだけでなく医療や物理、化学など幅広い分野を想定していることも明らかにされています。

Neos-Core

Neos-Core

Neos-Core

現状ではローカルWi-fiでのみ同期可能となりますが、将来的にはオンラインに繋ぎ、世界中どのユーザーともネットワークで接続できるよう開発中とのことです。『Neos Core』の開発者であるMariančík氏は、ゲームエンジンのUnityのように汎用性の高いシステムになることを目指し、そしてVR空間上でプレイヤーが直感的に協力できることを最も重要視していると述べています。

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(参考)
‘Neos Core’ Enables a World of Multi-User, Multi-device VR Collaboration – Road to VR
http://www.roadtovr.com/neos-core-enables-a-world-of-multi-user-multi-device-vr-collaboration/

※米Road to VRはMogura VRとパートナーシップを結んでいます。


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