Home » マイクロソフト、従業員専用のXRアプリ開発スペースをオープン


活用事例 2018.01.21

マイクロソフト、従業員専用のXRアプリ開発スペースをオープン

マイクロソフト従業員が自分のアイデアを検討するための施設「マイクロソフト・ガレージ」が、従業員専用のXRアプリ開発スペース『ガレージ・リアリティルーム』をオープンしました。XRに興味のある従業員の情熱を支援し、新サービス創出を目指します。

大企業病を回避するガレージ・プロジェクト

マイクロソフトは2009年から、「ガレージ・プロジェクト」と呼ばれる取り組みを行ってきました。ここでは従業員が勤務時間以外の時間を利用して、自分のアイデアを実現するためのアプリ開発などに取り組むことができます。
企業が大企業化するのに伴いベンチャー精神を失い、ユニークな製品が創出されなくなるというケースは珍しくはありません。そんな大企業病を回避し、革新的な企業であり続けるために、現在もプロジェクトが続けられて来ました。
今までに、プレゼンテーションを自動翻訳し、スライドにリアルタイムで字幕を表示する『Presentation Translator』など、数多くのプロジェクトがこのガレージ・プロジェクトから生まれています。

XR向けの新施設

そして今回、VR/AR/MR開発に特化した施設として『ガレージ・リアリティルーム』が新しく本社のあるワシントン州レドモンドにオープンしました。宇宙船をモチーフにした未来的なこの施設には、同社が提供する HoloLens や Windows Mixed Reality ヘッドセットはもちろん、HTC Vive 等の他社製品、モーションキャプチャやクロマキー合成用の機材も設置されています。

従業員はこれらの設備を自由に使い、興味を持ったアイデアを実現することができます。
また、このスペースでは従業員が新技術を学ぶための講演やワークショップも開催され、これらの技術に興味がある社員同士を繋ぐコミュニティハブとしても機能します。

マイクロソフトはこのような取り組みを通じ、従業員の情熱を育むのを支援してきました。過去最高株価を更新するなど業績も絶好調ですが、このガレージからさらなる革新的な製品やサービスが生まれることが期待されます。

(米マイクロソフト公式ブログ)
https://www.microsoft.com/en-us/garage/blog/2018/01/garage-reality-room-arrives/

(参考)
Microsoft Launches Sci-Fi ‘Reality Rooms’ For Employee VR/AR Development https://uploadvr.com/microsoft-launches-sci-fi-reality-rooms-employee-vr-ar-development/

Mogura VRはUploadVRのパートナーメディアです。


VR/AR/VTuber専門メディア「Mogura」が今注目するキーワード