VRコンテンツ制作やメディアプラットホームなど、VRに関する幅広いサービスを提供する米Jaunt社は、今後VRだけではなく、ARとMRのサポートに取り組んで行くことを明らかにしました。
VR関連の幅広いサービスを展開
Jauntは、2013年にVR映画や360度のエンターテインメントを見るためのプラットフォームとして登場しました。以降、ライブやスポーツなど360度動画を楽しめるVRアプリ『Jaunt』や、プロ仕様の高性能360度カメラ『Jaunt ONE』など実写中心の製品・サービス・コンテンツを発表してきました。また2017年10月にはディズニーから巨額の出資を受けるなど、エンターテイメント業界から大きな注目を浴びています。
Jount XRがAR・MRサポートに注力
同社は以前からVR動画制作を支援し、完成した動画を公開、ユーザー動向を分析できるプラットホーム「Jount VR」を提供してきました。そして今回、Jaunt VRは「Jaunt XR」と名前を変え、360度動画、参加型VR、ストーリーテリングVR、AR、MRなど、すべての臨場感あふれるコンテンツを配信するプラットホームとなりました。
また同時にXR用に構築されたメディア編集ツールも新しく提供をはじめました。28の言語をサポートし、XRコンテンツのデータを分析する機能も備えています。作成した動画はFacebook 360、YouTube 360、Twitterなど他のプラットフォームでも公開することができます。
技術を応用して手術トレーニングアプリも
今回、プラットフォームの公開に伴い、医療ベンチャー企業であるMedical RealitiesはJaunt XRを採用して病院でのガンの手術トレーニングアプリを開発しました。CEOのSteve Dann氏は、「Jauntと協力することで、VRでの顧客体験を強化し、さらにプラットフォームを利用して幅広く訴求することができた。」という感想を明らかにしています。
(Jaunt公式ページ)
https://www.jauntvr.com/
(Jaunt XR公式ページ)
https://www.jauntvr.com/xr-platform/
(参考)
Jaunt Expands VR Media Platform Into AR And Mixed Reality https://uploadvr.com/jaunt-xr-medi/