Home » HTCと深セン市、1.6億ドルのファンド設立 VR/ARなど投資


活用事例 2018.03.19

HTCと深セン市、1.6億ドルのファンド設立 VR/ARなど投資

VRヘッドセットメーカーのHTCと中国・深セン市人民政府は『Premier Ventures』という新しい投資ファンドを設立しました。1億5,800万ドル(約167億4,400万円)を投資資金として準備しており、中国にある有力な企業に投資を行います。

業界の発展に向け複数回の投資

HTCは2016年から、1億ドル(約105億円)規模の投資ファンド「Vive X」を運営していました。この投資ファンドは主にVRコンテンツメーカーに投資を行なっており、すでに数十社に対しての投資を行なっています。また同社はVR/AR/MR分野に投資するVCを集めたベンチャーキャピタルのアライアンス「VRVCA」も主催しています。

幅広い分野に投資予定

そして今回、新たな取り組みとして、深セン人民政府と合同で『Premier Ventures』という新しい投資ファンドを設立しました。この投資ファンドは1億5,800万ドル(約167億4,400万円)の資金を元に、「Vive X」や「VRVCA」と緊密に協力して、中国市場にスタートアップ企業に投資を行なう予定です。

同社の担当者は「VR/ARに関わる、幅広い分野の企業に対して投資を行う」というコメントを発表しました。従来の投資はVRコンテンツメーカーが中心でしたが、VRヘッドセットに組み込まれる基礎技術など、業界の発展に関わる幅広い範囲に投資が行われることが予想されます。

(参考)Road to VR
Mogura VRはRoad to VRのパートナーメディアです。


VR/AR/VTuber専門メディア「Mogura」が今注目するキーワード