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企業動向 2025.04.15

ジーゼ、VRゲーム会社「シリウススタジオ」設立で積極的な動き 先日も開発企業を買収したばかり

ゲーム開発に取り組む株式会社ジーゼは、新たなゲーム制作会社「株式会社シリウススタジオ」を設立しました。ジーゼは、これまでスマートフォンやPC向けのゲームを手がけてきました。2025年4月にはVR/XRゲーム開発企業・あまた株式会社を完全子会社化。VRを含む幅広いゲーム開発力の強化を進める方針です。

シリウススタジオは東京都港区を拠点とし、主にコンシューマー向けゲームとVR/XRタイトルの企画・開発・販売を行います。代表取締役には鈴木智洋氏が就任。株式会社ジーゼの代表取締役と兼務するとのことです。なお、ジーゼは設立にあたり出資を行っており、同スタジオはジーゼの100%出資関連会社です。

同スタジオの取締役副社長には入江秀樹氏、取締役CPOには鳥山照之氏が就任しています。入江氏はセガやプラチナゲームズ、Thirdverseなどで60以上のタイトル開発に携わった経歴の持ち、鳥山氏は、『Bloodborne』『Demon’s Souls』『ASTRO BOT: RESCUE MISSION』などのヒット作にプロデューサーとして関わった経験を持ちます。

ジーゼはVRやXR分野への展開も進めており、2025年4月には、VRタイトル『Last Labyrinth』や『オノゴロ物語』などを手がけたあまた株式会社をグループ会社化しています 。グループ全体でVRを含む幅広いゲーム開発力の強化を図っており、シリウススタジオはその中核を担う存在となります。

シリウススタジオは、国内外のゲーム市場に向けて、新しいゲーム体験を提供することを目標としています。VRやXRといった新しい技術を活かしつつ、これまで積み重ねてきたコンシューマーゲームの知見も活用。重厚なゲーム体験と、ユーザーの感情を動かす物語性のあるタイトル制作を目指しています。

同社代表取締役の鈴木智洋氏は新会社設立に際し、「シリウススタジオには、AA、AAAタイトルを開発した経験者が多く集まりました。我々はこれまで培ってきたコンシューマーゲーム開発の経験と実績を活かし、さらに飛躍するとともに、VRという革新的なフィールドにも果敢に挑戦します」とコメントしています。

(参考)プレスリリース


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